【シネマ羅針盤】元バットマン俳優、『バードマン』で華麗なる復活!初オスカーなるか?
世界中の映画ファンが見守るなか、第87回米アカデミー賞のノミネート作品が発表された。『かぐや姫の物語』が「長編アニメ部門」候補に挙がるなど、すでに各賞に関してさまざまな形で報じられたが…
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候補者はスティーブ・カレル(『フォックスキャッチャー』)、ブラッドリー・クーパー(『アメリカン・スナイパー』)、ベネディクト・カンバーバッチ(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)、マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)の5人。“前哨戦”の結果を踏まえるとクーパーの急浮上を除き、順当な結果といえるだろう。
さらに、先日発表された第72回ゴールデン・グローブ賞の結果から、今年はマイケル・キートンとエディ・レッドメインの一騎打ちになるはずだ。ALSの発症によって段階的に体の自由を奪われるスティーブン・ホーキング博士を演じたレッドメインの繊細な役作りは称賛に値する…。が、今年はキートンの初オスカーに期待したい。それだけ『バードマン』で彼が披露した演技は圧巻なのだ(まだ若いエディには、今後チャンスがある!)。
同作でキートンが演じるのは、架空の大ヒット映画『バードマン』シリーズに主演しながら、いまは落ちぶれたアクション俳優という役どころ。かつてバットマン役で一世を風靡しながら、映画賞と無縁だった彼自身のキャリアを連想させ、さしずめ“セルフパロディ”のような設定だ。劇中には『アイアンマン』で再ブレイクしたロバート・ダウニー・Jrを実名でディスるシーンも。映画はそんな男がブロードウェイで再起をかける姿を描く。
虚実入り混じるシュールな魅力が爆発した、刺激あふれる悪夢的エンタテインメント。キートンの演技同様、『バードマン』という作品もまた一言で表せない多面的な魅力を放っており、「作品賞」を含む最多9部門ノミネートも納得の完成度だ。果たして授賞式当日には、どんなドラマが待っているか?
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は4月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《text:Ryo Uchida》
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