永瀬正敏、樹木希林と14年ぶり共演! 河瀬直美監督作『あん』
初の劇場映画『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『殯の森』で同映画祭にグランプリを受賞するなど世界が…
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このほど、樹木さん演じる主人公・徳江を雇うことになる店長役を永瀬正敏が演じることが決定。これに併せ、特別映像も解禁となった。
あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。ある日、その店で働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。彼女の勢いに押されるように、どら焼きの粒あん作りを任せた千太郎だが、彼女が作る粒あんがあまりに美味しく、次第に来客数も増え、店がみるみるうちに繁盛していく。いつも、潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも次第に徳江と心を通わせていく。
だがある日、徳江が昔ハンセン病を患っていたことが近所のうわさになる。一気に客足が遠のき、千太郎も徳江を辞めさせなければならないこと状況になる。この状況を察した徳江は、潔くその店を去り、それ以来徳江は千太郎やワカナの前に姿を見せることはなかった。それぞれの想いを抱えて、徳江の足跡を探す千太郎とワカナ。そして、2人が対面したものは…。作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書「あん」を映画化した本作。
今回、暗い過去を持ちながらも、どら焼き屋の雇われ店長を任され単調な日々を過ごしている千太郎役に、『KANO 1931 海の向こうの甲子園』でも主役を務め世界を舞台に活躍する永瀬さん。働きたいと懇願する徳江と出会い、彼女と過ごすうちに心を開き“生きる”事に真剣に向き合い前に進み始める。そんな千太郎を永瀬さんは男の悲哀たっぷりに好演している。
河瀬監督からの熱烈オファー受けたという永瀬さんは、「まさか、自分にお声掛けしてもらえるとは思いもしなかったので大変嬉しかったです。映画の枠を越えた何かが作品の中に息づいている気がしていました」と喜びを語った。またカンヌ出品については「それはまだなんとも…。ただフランスとドイツが制作に入っていると聞いているので、両国のみなさんにも観て頂ける機会があればいいな、とは思っています」と海外も視野に入れていることを明かした。
永瀬さんは、主演の樹木さんと2001年公開の映画『ピストルオペラ』以来14年ぶりの共演。カンヌ国際映画祭でも常連となった河瀬監督と海外作品にも多数出演経験を持つ永瀬さん、日本が誇る大女優・樹木希林のタッグで、世界での評価に期待したい。
『あん』は6月、全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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