シャイリーン・ウッドリー、原作者に直談判! ヒロインの座をゲットした理由
人気ベストセラー小説「さよならを待つふたりのために」を『(500)日のサマー』の脚本家コンビが映画化した『きっと、星のせいじゃない。』。本作で主演を務めた2015年ブレイク必至の若手女優シャイリーン・ウッドリー
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本作は、不治の病にかかった若い男女。とはいえ、決して“お涙頂戴”ではなく、前向きに夢を追う2人の恋に、むしろ眩しいくらいの明るさと、希望や勇気がもらえると話題を呼び、全米初登場No.1 を達成するなど社会現象ともなった感動の物語だ。
「この役は私が本当にやりたかった役なの。2年近く前に台本を読んでとても気に入ったから、すぐに原作を読んだわ。とてもやりがいのある役を演じるチャンスだと思った。この話には大切な、力のあるメッセージがたくさん盛り込まれているのよ」と、常に酸素ボンベが手放せない難役の主人公ヘイゼルを演じ切ったシャイリーンは言う。
実は彼女は、「この作品のために何でもする!」と、劇中さながらに原作者ジョン・グリーンに直接メールを送っていたという。「この役をどうしてもやりたいと思ったから、ジョン・グリーンに長いメールを書いて、私がヘイゼル役をやらなければならない理由を説明したの。あとでは、『オーディションを受けさせてください!』と言ったわ。エキストラだってケータリングだってやる気だった。『なんでもいいからやらせてください!』と頼んだの」。
そうした作品に対するアツい想いが実を結び、ついにジョシュ・ブーン監督と対面する機会に恵まれたシャイリーン。「監督と会った後はとても気分が良かったわ。ヘイゼル役のために自分ができることを全部やったと思ったからよ。でも、役者というのは、役にぴったりの場合とそうでない場合がある。自分ではどうすることもできないことだから、くよくよ考えないで、運を天に任せるしかない。私は運良く、役を手にしたわ!」と、その日のことをふり返って語る。
若手実力派としてハリウッドで引く手あまたのシャイリーンが、ここまで熱望し、つい手にしたヘイゼル役。彼女は役作りのため、それまで伸ばしていたロングヘアをばっさりカット、ピクシーヘアに変身した。
演じた役柄について、シャイリーンは、「ヘイゼルは自分がどういう人間か分かっている人」と説明する。「人生のはかなさを知っているし、人はちっぽけな存在にすぎないことを若い年齢ですでに理解しているの」。
「彼女は心配したり、ストレスを感じて時間を無駄に過ごすとか、この世に生きた証を残そうとするのは時間の無駄にすぎないと悟っている。なぜなら人生では何も保証ができないから。だから、彼女は短い時間を生き、その瞬間に感謝するの。あんなに若い年齢でそんなことを悟るなんてすごいことだと思う。ヘイゼルはとても刺激されるキャラクターだわ。それに、彼女の皮肉や辛口のウィットに強く共感できたの」とも語るシャイリーン。
その凛とした空気感は、自らの星に定められた“運命”を悲観せず夢を追いかける、ヘイゼルというキャラクターにまさにぴったりといえそうだ。
『きっと、星のせいじゃない。』2月20日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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