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オダギリジョー、劇中の“アフロはカツラ”設定を初めて知らされ驚愕!

実写と人形アニメーションを組み合わせた異色の映画『Present for You』が2月7日(土)に公開。主演のオダギリジョーをはじめ、風吹ジュン、青木崇高、臺佳彦監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。

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オダギリジョー/『Present for You』舞台挨拶
オダギリジョー/『Present for You』舞台挨拶 全 8 枚
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実写と人形アニメーションを組み合わせた異色の映画『Present for You』が2月7日(土)に公開。主演のオダギリジョーをはじめ、風吹ジュン、青木崇高、臺佳彦監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。

謎の健康食品会社「Present for You」に集う人々の人間模様を描く本作。オダギリさんらが演じる実写パートと、そっくりの人形を少しずつ動かして撮影されたストップモーション・アニメーションのパートのシーンを組み合わせて製作されている。

オダギリさんは、劇中と同じアフロパーマのカツラにサングラスという出で立ちで、実際に撮影で使われた自身と風吹さんの人形を手に登場。「この格好ももうしないと思ってたけど、今日は頑張って着てきました」と語る。

実写部分が撮影されたのが約3年前で、アニメパートはそこから数年をかけて少しずつ製作されており、ようやくこうして完成し公開を迎えたことに感慨もひとしおのよう。「撮影の後もずっと臺さんと仲良くさせていただいて、どれだけ苦労してるか聞いてたので、こうした公開できるのが信じられない気持ちですごく嬉しいです。本当に良かったなと思います。こんな風に思った作品はこれまでなかったかも…」と強い思いを口にする。

手にしている人形だが、監督によると1体当たりの値段は「軽トラック2台分くらい」。オダギリさんの人形には、表情を変化させるために口のパーツが30個、まぶたのパーツも複数用意されており「ピンセットを付け替えて、表情を変えながら1コマずつ撮っている」(オダギリさん)とアニメーションパートのスタッフの大変さを代弁する。

青木さんも、自身の人形を手に「革ジャンの破れたすきまに綿が入ってたりするし、スカーフの模様や革の質感も…」といかに手が込んでいるかを力説。風吹さんは人形を「このコたち」と呼び「よく見ると細かい。リアル過ぎて可愛くないって思うくらいリアル(笑)」と語る。

監督は主人公の梶原について、企画段階からオダギリさんをイメージしていたというが、オダギリさんは、パーマにサングラス姿の自身の人形を見やり「僕をイメージしたってことは、僕はこういうイメージ(笑)?」と監督に問うと、監督は「梶原を演じられるのはオダギリさんしかいないと思ってて、髪型もトガってるし(笑)」と説明。さらに監督が、梶原のアフロヘアは劇中でもカツラという設定だと語ると、オダギリさんは「いま知りました! それなら1回くらい、劇中で(カツラを)外せばよかった…」と驚いた様子だった。

監督は「ところどころ、隠してることがある」と嬉しそうに秘密の細かい設定があることを明かすが、オダギリさんからは「隠し過ぎでしょ!」とツッコミ。「ドラクエのお宝みたいなもの」という監督の言葉にも「どこで答え合わせができるんですか(笑)!」と呆れ顔だった。

オダギリさんは改めて客席を見渡し「いろんなタイプの方に来ていただいてて、普通のお客さんと違う気がして(笑)、嬉しいです。こういう挑戦的な映画はいまの時代難しいです。お客さんがたくさん来る映画でもないし…そう言っちゃうのも問題ですが(苦笑)。でもこういう映画を作り続けないと、日本映画はどんどんダメになると思う」と語り、「ロングランするようによろしくお願いします!」と頭を下げる。

監督は本作の公開を前に亡くなった夏八木勲の存在に言及し「夏八木さんも『臺ちゃんみたいな無茶なやつがいて良かった』と仰って下さいました」と嬉しそうに語り、「そういう映画がもっとあっていいと僕も思い、作ったら5年もかかりました(笑)。ありがとうございます」と語り、劇場は温かい拍手に包まれた。

『Present for You』は全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

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