新学期に必見!? 『暗殺教室』VS『セッション』“日米最凶先生”に注目!
「Hey! Say! JUMP」山田涼介が映画初出演にして初主演で、週刊少年ジャンプで大人気連載中の同名コミックを映画化した『暗殺教室』。本年度アカデミー賞「助演男優賞」ほか3冠を獲得したアメリカ
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『暗殺教室』(公開中)は、「地球を破壊する」と宣言した謎のタコ型超生物“殺せんせー”が、自ら暗殺をするための授業を生徒に教えるという物語。山田さんを始め、事務所の先輩ながら完全サプライズだった“殺せんせー”の声の「嵐」二宮和也ほか、 菅田将暉、優希美青、椎名桔平、橋本環奈、知英、加藤清史郎、高嶋政伸と豪華キャストが共演していることでも話題だ。
「1年後に地球を破壊する」と宣言している“殺せんせー”は、政府が全く太刀打ちできない最強の生物で、その真意は分からないが、本人の希望で椚ヶ丘中学校3年E組の教師となる。その画期的な“教育方針”は、かなりハードだが、“殺せんせー”に学ぶうちにクラスの生徒たちは自分の長所を見い出し、連携することで友情も芽生え、やがて成績も上がっていく。
人類の命を握っているにも関わらず、“殺せんせー”のちょっと間抜けでお茶目な性格、そして生徒を思いやる心は、落ちこぼれだった生徒たちの頑なな心を溶かす。毎日がハラハラドキドキで体力がかなり必要な学校生活だが、“殺せんせー”から学んだことはきっと生涯忘れられない、“よい思い出”になるだろう。ただし、そのときはすでに、地球は存在しないかも知れないが…。
一方、アメリカの最凶先生は、アカデミー賞「助演男優賞」など賞レースを総ナメにしたJ・K・シモンズが演じる、『セッション』(公開:4月17日)の音楽教授フレッチャー。偉大な音楽家になる夢の一歩を踏み出した音大生アンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)と、天才を創りだすことにとりつかれた鬼教師フレッチャーの狂気のレッスン、そして誰も見たことのない壮絶なクライマックスを描いた本作は、観る者の心を否応なく揺さぶる衝撃作。
米屈指の名門校シェイファー音楽院のフレッチャー教授は、彼が指揮するバンドに所属できれば成功は約束されたも同然、といわれるほどの伝説の教師。その指導はスパルタで、通常では分からないような、ほんのわずかなテンポのズレも許さず、罵声は日常茶飯事。ときどきビンタ、さらにはパイプ椅子も飛んでくる。
だが、その度を超えた指導の根底には、偉大なジャズ・ミュージシャン、チャーリー・パーカーが天才になれたのには“きっかけ”があったように、天才を生み出すには時として精神を追い詰めることが必要だと考えているから。そんな自分なりの信念を持つ鬼教師も、時には優しく生徒に声をかけたり、時には事故で亡くなった生徒を思い涙したり、するのだが…。
強靭な精神力と体力が必要とされるが、もしかしたら天才に開花する可能性を秘めた自分自身に気づける(!?)両作。新学期に、日米最凶先生の映画を楽しんでみて。
『暗殺教室』は全国にて公開中。
『セッション』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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