【今週末公開の注目作品】『ソロモンの偽証・後編』『バードマン』ほか
注目作が目白押しの今週末公開の作品の中から、シネマカフェ編集部がピックアップしたオススメの作品を紹介。
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■『ソロモンの偽証 後編・裁判』
前代未聞の生徒だけの校内裁判、遂に開廷。被告は、告発状によってクラスメート殺害の嫌疑がかけられた問題児。校内裁判の提案者である藤野涼子は検事として、彼の有罪を立証しようとする。対するは、他校生ながら裁判に参加する神原和彦。さまざまな思惑が絡み合う中、真相を究明しようと彼らは奔走する。そして、裁判は思いもよらぬ人物の偽証で幕を閉じる。偽証の果てに、彼らが見たものとは―――。
真実を暴くために立ち上がる姿を描かれていた『前篇・事件』から一変、『後篇・裁判』では「何があっても、最後までやり抜くって決めたから」と強い決心を胸に、傷つきながらも嘘に隠された衝撃の真実を追い求める涼子たち姿が映し出される。
『ソロモンの偽証』<前篇・事件>は公開中、『ソロモンの偽証 後編・裁判』は4月11日(土)より全国にて公開。
■『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で大スターになった俳優リーガン(マイケル・キートン)は、いまでは“過去の人”となり、泣かず飛ばずの日々を送っていた。ブロードウェイの舞台で再起をかけるが、出演者がケガで降板。代役に迎えた人気俳優マイク(エドワード・ノートン)は、しだいにリーガンの脅威となる。疎遠だった娘(エマ・ストーン)にも彼の愛情は伝わらず、無意識に舞台の役柄に自分自身を重ねるように。そして、公私にわたり精神的に追い込まれるリーガンを、“バードマン”までが扇情。果てして、舞台と娘との絆の行方は…?
先日行われた第87回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「撮影賞」「脚本賞」の最多4部門を席巻した本作。絶望的な状況の中での人間模様を、濃密で圧倒的な作品世界とともに観るものに訴えかけるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作。本作でも、どん底の大スターをどのように描くのかに注目したい。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は2015年4月10日(金)より公開。
■『マジック・イン・ムーンライト』
この世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じるイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)が、ある大富豪が入れあげているアメリカ人占い師の真偽のほどを見抜いてほしいと友人に頼まれる。すぐさま自信満々にコート・ダジュールの豪邸に乗り込むスタンリーだったが、その占い師ソフィ(エマ・ストーン)が連発する驚くべき透視能力に圧倒され、人生観を根底からひっくり返される。しかも容姿も性格も抜群にチャーミングな彼女に、不覚にも魅了されてしまい…。
ニューヨーク、バルセロナ、ロンドン、パリ、ローマと、魅惑的な都市での恋愛模様をコミカルに描いてきたウッディ・アレン監督の最新作。今回の舞台は南フランスは地中海沿岸コード・ダジュール。ベテラン俳優から旬の若手俳優まで、作品ごとに素晴らしいキャストが名を連ねるのもウッディ・アレン作品の特徴だが、本作では『英国王のスピーチ』でオスカーを獲得した名優コリン・ファース、同じく今週末公開の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で、アカデミー助演女優賞にノミネートされたエマ・ストーン。風光明媚なコード・ダジュールを舞台に繰り広げられる、ウッディ・アレン流ロマンティックコメディに期待が高まる。
『マジック・イン・ムーンライト』は4月11日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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