【特別映像】『シンデレラ』王子との純粋な“愛”はラブストーリーの枠を超える
大作ひしめくG.W.に、大ヒット上映中のディズニー最新作『シンデレラ』。本作から、シンデレラと王子の純粋な愛に焦点を当てた特別映像
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
本作は、シンデレラが小さな勇気から大きな幸せをつかんでいく普遍のラブストーリーを、名匠ケネス・ブラナーが煌びやかな世界観をそのままに、絢爛豪華なセットと衣装で見事に実写映像化。特に、本作は新たなシンデレラ像やこれまで語られてこなかった登場人物の背景など、誰もが知る物語を新鮮な視点で蘇らせた展開が話題となっている。
特徴的なのが、シンデレラと王子の出会いだ。舞踏会を前に“すでに出会っていた”という設定が、のちの2人の関係をよりドラマチックに演出し、より自然なラブストーリーにしている。
王子役のリチャードのお気に入りは、この出会いのシーンだそうで、「ピュアで誠実な雰囲気が感じられて、すごく素敵だと思うよ。あれは僕の初シーンだったというだけでなく、映画そのものの撮影初日だったんだけど、初日特有の新鮮なエネルギーが、シーンをさらに引き立てているように思うね」と語り、シンデレラと王子の初対面の初々しさの秘密を伺わせる。
また、シンデレラ役のリリーは「優しさや勇気、粘り強さや慈悲の心といった、シンデレラが生来もつポジティブな資質こそが彼女の強さであり、逆境を乗り越え、幸せをつかむ秘訣でもあるの。だからこそ、王子と出会った際も、彼に救ってもらうというよりはむしろ彼に影響を与えながら、互いに人間としての成長を育む対等の関係を築いていけるんだと思う」と、2人の出会いのシーンからも新たなシンデレラ像を見ることができることを明かした。
本作ではシンデレラと同様に、王子のキャラクターも新しい人間味のある人物として描かれており、監督のケネス・ブラナーは「若い王子と王の関係は、父親が自分に期待することと自分が望むことは、必ずしも同じでないということ、またその場合、どう折り合いをつけるべきかを教えてくれます。またこれは、親を亡くしたことで、大人にならざるを得なくなるといった状況も含め、若い男女が大人になる過程を描いた成長の物語だと言えるでしょう」と語る。
「王子はシンデレラ同様、人生という入り組んだ迷路を彷徨いながら、彼女の愛と尊敬に値する立派な男になろうと努力する、とても魅力的なキャラクターだと思いますよ」と言うように、ただ愛する女性を探すだけではない王子を取り巻く人間模様にも焦点を当てていった様子だ。
世界的に有名な物語を実写化するにあたり、数々のチャレンジをしたという監督。「難しい課題だからこそ、あえて挑戦してみたいと思ったんです。オリジナルのアニメーション映画は紛れもない名作とは言え、生身の人間ならではといったリアルな感情や人間的側面が十分に描かれていないという点で、新たな視点で描き直す余地があると感じました。世界中で愛される古典的名作を、そうやって内側から大胆に創り変えるのは、とてもエキサイティングな挑戦になると思いました」と、その本作への強い思いを言葉にする。
シェイクスピア作品を手掛けてきたブラナー監督らしい視点で肉付けされた物語は、よりドラマチックにまた、単なるラブストーリーだけではないヒューマンドラマとして生まれ変わったといえそうだ。
『シンデレラ』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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