【予告編】ダメオヤジが“喜劇王”の遺体を誘拐!?『チャップリンからの贈りもの』
映画黎明期に、数々の名作を生み出し、世界中を笑いと涙で包んだ“喜劇王”チャールズ・チャップリンは、1977年のクリスマスの朝、スイスの自宅で永眠。それからまだ涙も乾かないほんの数か月後、なんと“チャップリンの遺体誘拐事件”が発生?!
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
オスマンは、まだ小さな娘とトレーラーハウス生活。愛する妻は過酷な労働がたたって入院中だ。そんなとき、命の恩人、でもお調子者で問題児のエディが刑務所から出所。妻と娘の反対をよそに、お人よしのオスマンは、エディ用のトレーラーハウスを用意し、一緒に暮らし始めた。しかし、生活に窮するばかりの彼ら。
そんなとき、“喜劇王チャップリン死亡”という衝撃のニュースが、テレビから流れてきた。チャップリンの棺を盗んで身代金をもらうことを思いついたエディは、気の弱いオスマンを巻き込んで、いざ決死の犯行へ。しかし浅はかな計画は、次々とボロが出て…。追い詰められた2人は、最後の賭けに出た。そして、まさかの結末が…。
1978年の“チャップリンの遺体誘拐事件”には全世界が驚いたが、マヌケな犯人2人組の浅はかな犯行もまた驚愕のものだった。まさにコメディ映画にぴったりな題材だが、なんと本作の映画化にあたっては、チャップリンの遺族が全面協力!
チャップリンが晩年を過ごした邸宅や、実際に彼が眠る墓地での撮影が実現し、実の息子や孫娘も特別出演を果たした。予告編からも見てとれるように、ダメダメでツイてない男たちのコミカルな大騒動の中に、『街の灯』や『ライムライト』など、往年の名シーンや名曲が散りばめられており、まるでチャップリンも出演者のひとりのように感じさせている。
また、音楽は、巨匠ミシェル・ルグランが担当。壮麗な音楽とゆるゆるな2人のドジっぷりが、ミスマッチなはずなのに、なぜか心地よく、美しい戦慄がストーリーをリードする。
なお、5月26日(火)、27日(水)には、チャップリンの実の息子ユージーン・チャップリン氏の来日も決定! 本編中でもチャップリンの親日ぶりが分かるエピソードが描かれているが、ユージーン氏の口からもチャップリンの日本への愛が聞けるかもしれない。
もし、チャップリンが天国からこのドジな2人を見ていたら、きっと彼らを主人公にコメディ映画を作りたくなったかもしれない…、そんな気持ちを起こさせてくれる本作。どこか憎めない2人のオヤジのビター&スウィートな珍騒動をお楽しみに。
『チャップリンからの贈りもの』は7月18日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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