メル・ギブソン、『マッド・マックス』引退は個人的問題が原因?
メル・ギブソンが『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演しなかった理由は個人的な問題が原因だったようだ。
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同シリーズ第4弾に再びマックス・ロカタンスキーで出演するはずだったメルだが、2006年に飲酒運転により逮捕されたあげく警察官の一人に向かって「世界中のすべての戦争はユダヤ教徒のせいだ」と暴言を吐いたことなどから同年7月、3年間の保護観察を言い渡されたことにより製作に影響がでていた。
そんなこともあり2011年まで同作品の撮影はストップしていたのだが、この時点でメルが59歳になっておりマックスを演じるには年をとりすぎているということもありトム・ハーディがその役を担うことになったのだという。
2006年当時、アニメーション映画『ハッピーフィート』撮影終了後から同作品のメガホンを取る予定であったジョージ・ミラー監督は「メルが個人的な問題に直面して、僕たちが再び集結するまで時が流れたんだ。そして2010年、僕らはまた集まることになったんだよ」とポストメディア・ネットワークに語っている。
実際のところ2001年にメルとともに同シリーズの第4弾の製作をスタートするはずだったのだが、同年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の影響を受け、製作費用の問題に直面したのだと言う。
「メルと2001年にこの作品を作る予定だったんだ。でも9・11の事件が起きたからね。米ドルは豪ドルの4分の1まで価値が下がってしまって、僕らの予算は膨れあがったんだ。当時世界を一律にすることはとても難しかったからね。そんな時にワーナー・ブラザースが『ハッピーフィート』製作を熱望していたんだよ。アニメーション映画を製作するのに3年半かかったんだ」。
トムとともに第4弾を製作することにしたミラー監督は、1979年作の第1弾によって有名人となったメルがマックス役に戻ってこなかったことに対して辛いというような気持ちはないと続けている。
「トムはメルを探し出して一緒に食事をしてね、引継ぎのようなものをしたんだよ。パラシュートのロープでできたブレスレットをしていたトムはそのひとつをメルにあげたんだ。それはある意味(聖火を渡すような)サインだったんじゃないかな。僕もメルとは食事をしたんだ。もっと最近の彼の個人的な問題の最中だったね。多くの人が思っているように、メルは惚れ惚れするような男なんだ。でも見るのも辛いようないろんな問題が明るみになってしまったからね」。
「根はとてもいい男なんだ。匿名で行っている慈善活動なんかね!」。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(金)より公開となる。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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