板尾創路も絶賛! 唯一無二の世界観『さよなら、人類』公開日が決定
『散歩する惑星』『愛おしき隣人』など、ユニークな作風で唯一無二の世界観を持つスウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督の最新作『さよなら、人類』が、8月8日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開することが決定した。
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サムとヨナタン――面白グッズを売り歩く冴えないセールスマンコンビ。現代のドン・キホーテとサンチョ・パンサのように、さまざま人たちの人生を目撃する。ワインを開けようとして心臓発作で死ぬ夫とそれに気づかない妻、天国に持って行くために宝石の入ったバッグを手放さない臨終の床の老女、現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる18世紀の騎馬軍…。なにをやっても上手くいかない人たちの哀しくも可笑しな人生。万華鏡のような不思議な世界へ私たちを誘ってくれる。
第71回ヴェネチア国際映画祭にて「ヴェネチア史上最高の映画!(ポジティフ誌)」と絶賛され、アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を抑え見事金獅子賞(グランプリ)を受賞した『さよなら、人類』。
構想15年、撮影4年もの歳月をかけた本作は、莫大な時間と製作費をかけて創り上げられた壮大なるアナログ巨編。CG全盛の時代に、ロケーションはなく巨大なスタジオにセットを組み、マッドペイントを多用。馬も含め、膨大なエキストラを登場させ、遠近法の構図、配置、配色、美術など細部に至るまで計算しつくし撮影された本作は、まるでダイナミックで完璧な動く絵画のようだ。
監督であるロイ・アンダーソンは、『散歩する惑星』『愛おしき隣人』など、人間であるがゆえの愚かさ、滑稽さ、哀愁を、そこはかとない可笑しみを持って描きだし、観る者の心を掴んで離さない作品を世に送り出しているスウェーデンの巨匠。本作も、ロイ・アンダーソン ワールド全開の作品となっている。
また、本作の予告編ではロイ・アンダーソン監督のファンという芸人の板尾創路がナレーションを担当。「39枚の絵画は突然動き、喋り、笑いを仕掛けてくる…そんな100分間の美術館 。映画の基本的手法でありながら映画の枠を超えた贅沢なエンターテイメントだ!」と、本作を絶賛。さらに、評論家やライターの多くからは「ロイ・アンダーソン監督が仕掛ける、想像を超えたシーンの数々に魅了された!」という声が続々と上がっている。
ファンならば一目で監督の作品だとわかってしまうほどユニークな世界観を貫き通すロス・アンダーソンの最新作である本作。ぜひ、この独特な世界観に触れてみて欲しい。
『さよなら、人類』が、8月8日(土)YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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