【カンヌ国際映画祭】決め手は黒の“透け感”! カンヌを彩ったセレブたち<海外編>
24日(現地時間)に幕を閉じた第68回カンヌ国際映画祭。今年も世界中からスターやセレブたちが集結し、レッド・カーペットでゴージャスな装いを披露した…
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オープニング・セレモニーで鮮烈だったのはルピタ・ニョンゴ。「グッチ(Gucci)」のグリーンのドレスがレッド・カーペットに映えて、たっぷりした裾をふわりと広げてターンした姿は絵画のような美しさ。“レッド・カーペットの女王”の異名を持つ彼女の面目躍如だった。
ルピタのドレスもそうだったが、トレンドの1つは胸元を深くV字に切り込んだプランジネック。フェザーとスワロフスキーの刺繍を施した「アルマーニ・プリヴェ(ARMANI PRIVÉ)」の黒のドレスにショパールのエメラルドのイヤリングを合わせたジュリアン・ムーア、長いスカートにフェザーをあしらい、背中も大きく開いた「エリ・サーブ(Elie Saab)」のドレスを着たナオミ・ワッツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『Sicario』(原題)上映に出席したナタリー・ポートマンが着た「ランバン(LANVIN)」のグリーンのドレスも同様のデザインだった。
映画祭前からベストドレッサー候補の期待がかかっていたのは『Carol』(原題)に主演したケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ。見事女優賞を受賞したルーニーは、同作のフォトコールでは「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の2015年プレフォールコレクションからオフホワイトのレースをあしらったミニワンピースを着用。ケイトは同じく「アレキサンダー・マックイーン」の黒のワンピース。公式上映時、ルーニーはやはりオフホワイトの「ロシャス(ROCHAS)」のホルター・ドレス。ケイトはプリントやディテールに凝った「ジャイルズ(Giles)」のドレスだった。
今年は監督作『A Tale of Love and Darkness』(原題)を引っさげてカンヌ入りした前述のナタリー・ポートマンも、ミューズを務める「ディオール(Dior)」のクチュールを中心に、「ランバン」や「ロダルテ(Rodarte)」もチョイス。特にフォトコール時に着用した、裾がアシンメトリーになっている「ロダルテ」の黒のワンピースはバックがシースルーという大胆なデザインだった。
『マッドマックス 怒りのデスロード』の上映で、ショーン・ペンと一緒にレッド・カーペットを歩いたシャーリーズ・セロンも完ぺきな美しさで注目された1人。レッド・カーペットで着たイエローのドレスは「クリスチャン・ディオール」のオートクチュール。シンプルなデザインながら、長身の彼女ならではの着こなしでゴージャスに魅せた。
ウディ・アレン監督の『Irrational Man』(原題)に主演したエマ・ストーンは公式上映では「ディオール」のオート・クチュールの白のドレス。フォトコールでは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」の黒のレース・ドレス。どちらも彼女のキュートな魅力が際立つデザインだった。
「プラダ(PRADA)」、「ミュウ ミュウ(Miu Miu)」で決めたレア・セドゥ、同じくプラダのホルタードレスを優雅に着こなしたダイアン・クルーガー、パッチワーク状のユニークなデザインの「ヴァレンティノ(Valentino)」のドレスやバレンシアガなど、連日のコーディネートで注目を集めた審査員のシエナ・ミラーなどなど、カンヌは今年もオシャレ自慢のスターたちの装いが華やかな彩りを添えた。
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