“自分探し”の中年ザック・ブラフに注目『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』
役者の夢を諦めきれない“中2病”の中年男が、父親が病気になったことをきっかけに改めて自分を見つめ直す映画『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』
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35歳の売れない俳優エイダン(ザック・ブラフ)。献身的な妻(ケイト・ハドソン)が家族の生活費を稼ぎ、エイダンの父親が子どもたちの私立学校の授業料を支払っていた。だが、その父親ががんになったことから事態は一変。彼は、ホームスクールで子どもたちの“先生”になることに。彼なりの方法で2人の子どもに人生について教えようとするが、実はそれは、エイダン自身の自分探しの旅でもあり…。
1993年、ウディ・アレンの映画『マンハッタン殺人ミステリー』で、アレンの元恋人ダイアン・キートンの息子役で映画デビューを果たしたブラフ。エミー賞受賞の大ヒットテレビトラマ「scrubs~恋のお騒がせ病棟」で、9年間にわたり主演を務めて人気者に。同ドラマのいくつかのエピソードの製作にも携わるかたわら、映画初監督作『終わりで始まりの4日間』でインディペンデント・スピリット賞「新人作品賞」始め各賞を受賞し、監督としても注目を集めた。
ディズニーアニメ『チキン・リトル』では、トコトンついてないドジキャラな主人公、『オズ はじまりの戦い』では翼の生えた猿・フィンリーの声を務めた。また、昨年は、ウディ・アレン脚本のブロードウェイ・ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」で主演に抜擢。ダスティン・ホフマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンらハリウッドを代表する大物俳優陣が出演する、映画『お達者コメディ/シルバーギャング』のリメイク版の監督に決定するなど、多方面でその才能を発揮する。
また、本作は、いま話題のクラウドファンディングで製作資金を集めたことから実現。2日間で目標額の1億8,000万円を達成させており、ビジネス面での手腕も注目されている。さらに、私生活では過去にマンディ・ムーアやモデルのテイラー・バグリーらと付き合っており、かつてはドリュー・バリモアともうわさになるなど、モテ男の一面も。
さまざまな顔を見せるブラフが、中年になって挑んだ“自分探し”。その行方に注目してみて。
『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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