“トゥモローランド”の入口に迫る…ウォルト・ディズニーが描いた未来都市の秘密
ウォルト・ディズニーが遺した最大の謎にして最高のプロジェクト“トゥモローランド”。ジョージ・クルーニーが初めてディズニー映画の主演を務めた作品としても話題となっているが、現在公開中の…
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シネマカフェでは、その謎に迫るべく撮影現場となったカリフォルニアのディズニーランドへ渡米! すべてが可能になるといわれる理想の世界“トゥモローランド”に迫った。
ウォルト・ディズニーが遺した謎を託されたのは、未来を諦めない17歳の少女ケイシー、トゥモローランドの存在を知る男フランク、そして、2人をトゥモローランドへと誘う謎の少女アテナ…彼らを待つのは、人類の未来を切り開く鍵なのか?
■“トゥモローランド”への入り口…「イッツ・ア・スモール・ワールド」
Tマークのピンバッジに触ると“トゥモローランド”の世界が見える少女ケイシー。その秘密を知る人間はジョージ扮するフランク・ウォーカーのみ。彼は少年時代の頃、マンハッタン近郊のフラッシング・メドウズで開催された万博博覧会で、ある少女から同じピンバッジを手渡される。そのまま彼女に導かれるようにディズニーランドにある「イッツ・ア・スモール・ワールド」乗り込み“トゥモローランド”の世界を見ることになる。
このシーンを撮影した現場はカリフォルニア・ディズニーランドの「イッツ・ア・スモール・ワールド」。実際、入ってみると日本にある「イッツ・ア・スモール・ワールド」と変わりないように見えるが、所々にディズニーキャラクターが。シンデレラ、アラジン&ジャスミン、ムーラン、ニモ、シンバ&プンバ、アリエル、ウッディなど30体以上のキャラクターが登場する。
映画の劇中でピンバッチを感知するエッフェル塔ももちろん登場するが、カリフォルニアの「イッツ・ア・スモール・ワールド」ではエッフェル塔は左。劇中では右に配置されているのだ。感知後、フランク少年は地下へ進み“トゥモローランド”の世界へ…まさに“トゥモローランド”への入り口となっている。
この「イッツ・ア・スモール・ワールド」は、1964年に開催されたニューヨーク万博で、ウォルト・ディズニーが“世界平和”をテーマに出品したもの。万博終了後「イッツ・ア・スモール・ワールド」はカリフォルニアディズニーランドに移築され、その後各国のテーマパークにも作られ、人気のアトラクションとなった。
■『トゥモローランド』を体感! ウォルトが残した資料たち
カリフォルニアのディズニーランド・パークにあるトゥモローランド内には、映画のトレーラーを流すシアターも。そこでは『アベンジャーズ』なども上映されるとのことだが、今回は『トゥモローランド』。冒頭のシーンが上映され、4DXの映画館と同様、シートが動いたり、風を切ったり…フランク少年になりきったように臨場感溢れる映像を見ることができる。
また近くには、作品で使った衣装や資料が展示されており、フランク少年が作った未完成のジェットパックや、Tバッジを手に入れるケイシーのお気に入り帽子、さらにウォルトが夢を見ていた未来都市(EPCOT)についての貴重な資料も。ウォルトは、都市構想を実現するためにディズニー・ワールド・プロジェクト構想にEPCOTを実現しようとしていたのだ。映画で描かれる“トゥモローランド”も彼の未来都市構想が体現されているに違いない。
そのほかモノレールやごみ箱が『トゥモローランド』のラッピングがされてたりとパーク内のトゥモローランドエリア全体で盛り上がりを見せていた。
『トゥモローランド』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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