【特別映像】コモン&ジョン・レジェンドが語る、アカデミー賞受賞楽曲レコーディングの裏側
いよいよ本日公開となるキング牧師を主人公に描く初の映画『グローリー/明日への行進』。このほど、アカデミー賞主題歌賞を受賞したコモン&ジョン・レジェンドが歌う「Glory」の録音風景を捉えた特別映像が公開となった。
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1965年3月7日、黒人の選挙権を求める525人が、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師と共にアラバマ州セルマで立ち上がった。彼らは非暴力を貫きデモ行進を行うが、白人知事率いる州警察の暴力的鎮圧に、わずか6ブロックで妨げられてしまう。しかし“血の日曜日事件”として全米のニュースに流れたその映像は、人種をまたぎ、全国の同士たちの心に火をつける。2週間後、再び抗議のデモ行進が計画される。日々増え続ける参加者数は2.5万人にまで膨れ上がり、やがてその行進は、米国大統領を巻き込み、世論を、そして世界をも突き動かしていく――。
アメリカの公民権運動の中で最も重要な出来事である「セルマの大行進」を、マーティン・ルーサー・キング・Jr.=キング牧師を主人公に据えて描く『グローリー/明日への行進』。歴史を動かした瞬間を描く感動的な内容もさることながら、主題歌であるコモン&ジョン・レジェンドが歌う「Glory」にも大きな注目が集まっている。
今回解禁された特別映像は、ジョン・レジェンドとコモンが楽曲について語る録音風景を捉えたものとなっている。
映像の冒頭、ジョン・レジェンドによって本作に出演しているコモンの声がけが楽曲制作のきっかけとなったことが明かされ、タイトルが「Glory」になった経緯が語られる。
コモンは、グラミー賞受賞のヒップホップアーティストであると共に、俳優として『アメリカン・ギャングスター』『ウォンテッド』などにも出演。ヒップホップグループ「ライムスター」の宇多丸氏が、TBSラジオ「ウィークエンドシャッフル」にてコモンを特集した際には、「ラッパーとしてのキャリアと俳優としてのキャリアと同時に上がっていくという偉業を達成している人」と評されている。本作でコモンは、キング牧師を支える活動家ジェイムズ・ベベル役を演じている。
続く映像では、コモンが「ジョン・レジェンドは精力的で創造的があり、彼以上にふさわしい人間はいないと思ったんだ」と、ジョン・レジェンドに声をかけた理由を語る。ジョン・レジェンドは、グラミー賞9冠に輝く現代のR&B・ソウル界を牽引するアーティストのひとり。映像で彼は、「僕らは、伝説的で美しく素晴らしいこの映画にふさわしい音楽を作ろうとしたんだ」と語り、本楽曲でも力強い歌声を披露している。
「この映画を観て、世界をより良く変えられるって気持ちをもって欲しい。この問題は現代でも続いてる。みんなで立ち向かうべきことなんだ。」と語るコモン。力強くも美しい名曲誕生の裏側を、この映像から覗いてみて。
『グローリー/明日への行進』は6月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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