個性派・佐藤二朗、『インサイド・ヘッド』で声優初挑戦「大人の心にこそ響く」
原作ものやシリーズ作品がひしめく現在の映画界で、“完全オリジナルの映画”として『アバター』を抜く9,044万ドル超えの大ヒットスタートを切った、ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』
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
ディズニー/ピクサーが、世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈る本作は、11才の少女ライリーの幸せを守る、頭の中の5つの感情たち――ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミの冒険と成長を描くファンタジー。
ヨロコビ役の竹内さん、カナシミ役の大竹さんに次いで、新キャラクター<ビンボン>の声を務めることになった佐藤さん。「マメシバ」シリーズを始め、最近では「ようこそ、わが家へ」での妙演(?)も記憶に新しく、7月スタートのドラマ版「デスノート」にも出演するなど、抜群の演技力であらゆる役柄を演じてきた佐藤さんは、意外にも吹替え版声優は初挑戦。
演じる<ビンボン>とは、幼いころのライリーが空想で創り上げた“空想上のともだち”。竹内さん、大竹さんがそれぞれ演じるヨロコビとカナシミが頭の中の司令部から放り出された先で出会う、物語の重要なカギを握るキャラクターだ。3歳のころ、動物が大好きだったライリーが、大好きな動物を掛け合わせて創り出した最初の友達という設定で、見た目は猫や象、綿あめのような体の質感と鳴き声はイルカ、涙がキャラメル味のキャンディと、そのインパクトある特徴とかわいらしい動きは、一度見たら忘れられないほどインパクト大。
ビンボンはすでに予告編にも登場し、ヨロコビ、カナシミと行動を共にしていたが、その声を誰が演じているのかは謎に包まれてきた。ビンボンのかわいらしい外見と、個性派俳優の佐藤さんのイメージはかけ離れているように見えるが、ディズニー担当者は「幼いライリーが空想で頭の中に創り出した純真無垢な友だちが、ビンボンというキャラクターです。佐藤さんの演技がビンボンの無垢で子どものように純粋な声を表現されていたこと、また、大きく包み込むような優しさが決め手となり、たくさんの候補の中からビンボン役に決定しました」と、その起用理由を語る。
そんなビンボンの声優に決まったことについて、佐藤さんは「普段はふくみのある役や、ひねくれ役、または思慮深い役が多いので、本当にビンボンのように童心で素直な役は今までやったことがない。まったく初めての挑戦でした」と語り、作品については「人生経験を積んだ大人の心にこそ響く」と太鼓判を押す。
また、劇中では、佐藤さん演じる<ビンボン>が重要な場面で歌を披露しているとか。歌にも初挑戦した佐藤さんは、「100回くらい歌えば1回くらい合うだろうという気持ちで挑みました(笑)。何度もやり直したので、いっそディズニーさんの方でなんとかしてくれって思ったくらいですよ。(笑)」と、いつもの演技とは違った声優としての難しさをコメント。佐藤さんが初披露する歌声にも、期待が高まる。
『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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