デザイナー・アニエスベー、本名で初監督!『わたしの名前は…』10月公開へ
ハーモニー・コリン、デヴィッド・リンチ、クエンティン・タランティーノら名だたる監督作品で衣装をデザイン、プロデュースをしてきた…
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舞台はフランス・ボルドー地方。主人公の12歳の少女は父親から虐待を受けていた。ある日、学校の遠足で出かけた海辺で偶然停まっていたトラックに乗り込んだ彼女は、スコットランド人のトラック運転手と共に逃避行に出る。フランス語と英語、言葉が通じない2人は、次第に心を通わせていくが…。
アニエスベーがアニエス・トゥルブレという本名で初監督を務めた本作。10年以上前に新聞で読んだとある事件の記事をきっかけに、彼女自身が脚本を書いたという。
彼女の下に集結したのは、豪華アーティストや文化人たち。『ジダン/神が愛した男』の監督で現代美術家のダグラス・ゴードンがトラック運転手を演じ、アメリカン・アンダーグラウンドを代表する映画監督、ジョナス・メカスが撮影したシーンには、イタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリが出演。
音楽にはフランスのエレクトロポップ・デュオ「エール(Air)」のジャン=ブノワ・ダンケルが参加、米オルタナティブ・ロック界の最重要バンド「ソニック・ユース」も未発表音源を提供している。
「旅で経験する出会いや日常から切り離された純粋な自由を描きたかった」と語るアニエスベー。映画に情熱を注ぎ続けてきた彼女ならではの作品に期待が高まる。
『わたしの名前は…』は10月、渋谷アップリンクほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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