【特別映像】コッポラ家の新鋭ジア・コッポラ、初監督作クランクアップに涙
巨匠フランシス・F・コッポラの孫にして、ソフィア・コッポラの姪にあたるジア・コッポラの監督デビュー作で、ジェームズ・フランコやエマ・ロバーツらが出演した『パロアルト・ストーリー』。唯一無二の個性を放つ作品や新進気鋭
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
内気で繊細な少女エイプリル(エマ・ロバーツ)は、学校で誰もが認める美人の優等生。しかし彼女は将来の夢を描けず、進路に悩み、クラブでは女子サッカーチームのフォワードを任されているが、練習に身が入らなかった。あるとき、エイプリルはサッカー・コーチであるミスターB(ジェームズ・フランコ)と、教え子とコーチという関係にありながら、危うい関係を結んでしまう。
また、エイプリルと同じ学校に通う少年テディ(ジャック・キルマー)は内向的な性格のアーティスト。エイプリルに惹かれているが、自分に自信がなく思いを伝えることができない。テディは常識外れの行動で、常にまわりを驚かす少年フレッド(ナット・ウルフ)と仲がよく、2人で夜中のドライブなどで憂鬱さを晴らしている。テディはある事件がきっかけで自分を見つめなおす時間ができ、得意な絵を描くことで失った自信を取り戻していく。
そんな彼と久しぶりに再会したエイプリルは、初めて向かい合ってゆっくり話ができたことがきっかけで、次第に彼の胸を知ることになり、いつしか2人は心を寄せ合うようになっていく…。
本作は、2010年にジェームズ・フランコが発表した彼の故郷パロアルトを舞台にした短編小説集をもとに、ジュリア・ロバーツの姪でエリック・ロバーツの愛娘にあたるエマ、『バットマン フォーエバー』『ヒート』のヴァル・キルマーの息子ジャックという芸能一家の新星たちが出演する青春群像劇。ジェームズ自身や、ヴァルも出演を果たしている。
今回届いたのは、ジェームスへの感謝の意味を込めて制作されたという、撮影のメイキングとクランクアップ時の様子を収めた特別映像。ジアは「本当の家族の様な現場だった」とコメント、「いつの間にか終わってすごく寂しかった」とその気持ちをふり返っている。
一方、フレッド役を演じた『きっと、星のせいじゃない。』『ハッピーエンドが書けるまで』のナット・ウルフは、ラストシーンの撮影後、「終わるなんて、嫌だ」とジアにハグして号泣し、「人生最高の瞬間だ」と感無量の様子。これにはジアも思わず涙していた。
原作、プロデューサー、出演を務めたジェームズも、「本当に、監督に相応しい人だった」とジアとのタッグには大満足の様子。さらに、映像のラストは、ジェームズの“次世代への多大なる支援に感謝する”という、ジアからのコメントで締めくくられている。
『パロアルト・ストーリー』は7月25日(土)より新宿シネマカリテにてレイトショー2週間限定公開。
《シネマカフェ編集部》
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