【特別映像】気になる“メガネ男子”の正体に迫る!『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
つい先日、苗場スキー場で開催されたフジロックフェスティバル‘15で公演し、会場を熱狂させた人気ポップロックバンド「ベル&セバスチャン」。そのフロントマン、スチュアート・マードックが手がけた青春ミュージカル映画
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スコットランドのグラスゴーのとある街。拒食症のため入院中の少女イヴ(エミリー・エミリー・ブラウニング)は、ある日、病院を抜け出しライブハウスに向かう。そこで出会ったのは、アコースティック・ギターを抱えた、ちょっぴり冴えないジェームズ(オリー・アレクサンデル)。やがて、音楽仲間のキャシー(ハンナ・マリー)を紹介されたイブは、彼らと一緒に音楽を作り始めるのだが――。
「ベル&セバスチャン」のスチュアート・マードックが、監督・脚本・製作・スタイリング・音楽をつとめた本作。主人公・イヴに惹かれつつ、独自の音楽論を理屈っぽく展開しながらも、恋にも、夢にも、いま一歩踏み出せずにいるメガネ男子をみずみずしく好演するのが、オリーだ。もともと“ベルセバ”の大ファンであった彼は、同居人が受けるつもりでいた本作のオーディション資料を偶然見つけ、「この映画に出たい」と熱望、その友人を差し置いて見事、合格を果たしたという。
オリーは、『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩(うた)~』『ウィークエンドはパリで』などで俳優として着実にキャリアを重ねる一方、「イヤーズ&イヤーズ」のリードボーカルという一面を持っている。2010年にデビュー後、メジャーに移籍した「イヤーズ&イヤーズ」は、この3月に「King」でUKチャート1位を獲得、さらに「BBC SOUND OF 2015」の新人賞(昨年はサム・スミス)を受賞したばかりの若手注目バンド。UK音楽界が全面的にプッシュするとされ、今後、ますます注目されるであろう期待の星なのだ。
そんな彼が演じるジェームズは、皮肉屋で、自分の音楽を認めてもらいたいと思いながらも口では「CDが出せれば有名にならなくていい」なんて言ってしまう、自分に自信がない男。常にシャツの襟のボタンはきっちり一番上まで留める清潔感のあるファッションで、大好きなイヴとの友達以上恋人未満な関係を大切にして踏み込まない(踏み込めない?)その姿勢は、まさにイマドキの草食系男子だ。
映像では、「ジェームズは監督(スチュアート・マードック)によく似ているけど、僕にも似ていると思う。まるで自分がモデルなんじゃないかって思った」と、その役柄に感情移入する一方、あまりにも行動しないジェームズには、演じながら「ウジウジせずに行動しろ」とやきもきしていたことを明かしている。
劇中でも、歌やギターのみならず、ピアノも披露し、ミュージシャンとしての魅力もしっかり見せてくれるオリー。思わず「がんばれ、ジェームズ」と声をかけたくなるくらいの、イヴに対する“恋するまなざし”にも、キュンとせずにはいられない。
『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』は8月1日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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