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【特別映像】ピクサー史上最大の主人公はまさかの“島”! 短編映画『南の島のラブソング』

現在大ヒット上映中のディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』。このほど、本作と同時上映されている短編映画『南の島のラブソング』から、特別映像が解禁。“ひとりぼっちの火山”という、ピクサー史上最大級

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『インサイド・ヘッド』同時上映の短編『南の島のラブソング』 -(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved
『インサイド・ヘッド』同時上映の短編『南の島のラブソング』 -(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved 全 5 枚
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現在大ヒット上映中のディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』。このほど、本作と同時上映されている短編映画『南の島のラブソング』から、特別映像が解禁。“ひとりぼっちの火山”という、ピクサー史上“最大級”の主人公を描く、ミュージカル・ラブストーリーであることが明らかにされた。

主人公は、何百万年にもわたり噴火と浸食を繰り返し、形成された巨大な火山 “ウク”。ひとりぼっちで長い時間を過ごす彼は、愛する人と一緒になれる日をずっと願いながら、日々を送っている。解禁された映像では、実写に勝るとも劣らない雄大な海や空の描写や、"ひとりぼっちの火山”が何百万年にもわたって奏でる、少し切ないラブソングなど、目と耳で美しい情景を楽しむことができる。



今回、メガホンを取ったのは、本作が初監督となるジェームズ・フォード・マーフィー。『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』などに携わってきたベテランアニメーターである彼は、リサーチの過程でハワイ島沖にある海底火山の存在を知ったそうで、「これらの島は今後1万年から10万年後には海面に姿を現しはじめ、最終的にはハワイ島とつながるというのです。壮大な“時間”のスケールに驚嘆した私は、8500万年もの時をかけて1つの火山が辿る“一生”をまとめました」とコメント。

そして、情報を収集しているさなかに、監督の妹が結婚したことも制作に影響したそうで、「妹の幸せそうな顔を見ながら、彼女がどれだけ長い間、このハレの日を待ち望んでいたことかと想いを巡らせるうち、火山の一生がまったく違うものに見えてきたのです。そしてふと、“火山も人間と同じように、生涯運命の人に出会うことを夢見ていたとしたら…”とひらめいたんです」と、本作のアイディアの発端について語って見せた。

また、本作は、歌でストーリーをすべて表現するという点でも目新しい作品となっているが、この歌は監督自身が作詞・作曲を務めており、ディズニー/ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ジョン・ラセターへの企画プレゼン時には、生歌を披露したという。監督の熱い想いをこめたプレゼンには、ジョン・ラセターも興味津々となり、「真に壮大と呼べる世界観をCGアニメーションで描くこと、文字通り巨大な火山が主人公という点で、見たことのないスケール感を達成できるのではないかという点に期待を示してくれました」とのことだ。

ピクサーの短編といえば、アカデミー賞「短編アニメーション賞」ノミネートの常連で、受賞作品も多く、そのクオリティは折り紙つき。短い時間の中に斬新な内容と、ユーモア、感動を織り込んだ秀作揃いで、2016年3月に公開が決定している新作『アーロと少年』のピーター・ソーン監督もまた、短編『晴れ ときどき くもり』を手掛けた経験があり、短編映画の監督を務めることは、ピクサーのクリエイターたちの登竜門とも言える。

ピクサーの飽くなき探究心が生み出した、かつてないスケールで描き出される愛の物語。まずは火山“ウク”の印象的なハワイアン調のラブソングを、こちらの映像から堪能してみて。

『南の島のラブソング』は『インサイド・ヘッド』と同時上映にて全国で公開中。

《text:cinemacafe.net》

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