“発見された”天才写真家の生涯と謎…『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』
本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた“発見された”天才写真家に迫るドキュメンタリー『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』の…
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2007年、シカゴ在住のある青年がオークションで偶然発見し、380ドルで落札した大量のネガ。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられる。この奇跡の大発見を世界の主要メディアが絶賛、写真集は全米売り上げNo.1を記録し、NY・パリ・ロンドンでいち早く開かれた展覧会には数多くの人々が押し寄せるほど。その写真の撮影者の名前は、ヴィヴィアン・マイヤー。すでに故人であり、15満点以上の作品を残しながら、生前1枚も作品を公表することはなかった。
本作では、彼女のミステリアスな生涯と人物像が、関係者のインタビューや系図学者のリサーチによって徐々に明かされていく。監督を務めるのは、世紀の発見の張本人であるジョン・マルーフと、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(マイケル・ムーア監督)のフィールド・プロデューサーを務め、エミー賞ノミネートのテレビドキュメンタリーの脚本家・プロデューサーのチャーリー・シスケル。本作は、世界各国の映画祭で上映され、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ大きな話題となっている。
決して素性を明かさずナニーとして働いてい彼女が、なぜこれほど優れた写真を撮ることができたのか? そしてなぜ誰にも作品を見せなかったのか? 作品が発表されていたら、20世紀の写真史は変わっていたかもしれないとも言われる“発見された”天才写真家の生涯を覗いてみて。
『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は10月、シアター・イメージ・フォーラムほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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