蒼井優、7年ぶり単独主演で行方不明に!?『アズミ・ハルコは行方不明』
女優・蒼井優が、単独主演としては2008年公開『百万円と苦虫女』以来7年ぶりに主演を務める映画『アズミ・ハルコは行方不明』。新鋭作家・山内マリコの書き下ろし小説を、公開中の映画『私たちのハァハァ』で話題の松居大悟が監督を務め実写化した本作が…
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物語の舞台は寂れた国道沿い。大型モール、洋服店、レンタルCDショップ、中古車店、ファミレス…などが並ぶ典型的な郊外の街で、ある日突然姿を消した独身OL安曇春子、28歳。彼女が消えた街に、その行方不明ポスターをパロった落書きが不気味に拡散していく…。ハルコはどこへ消えたのか? 彼女が消えるまでと、消えた後の2つの時間を交錯させながら、アラサー・ハタチ・女子高生の3世代を通して現代女子の生きざまを描きだす、緊迫感溢れるサスペンス×ポップなエモーショナル溢れる新世代の青春ムービー。
デビュー作「ここは退屈迎えにきて」で一世を風靡し時の人となった作家・山内氏の小説「アズミ・ハルコは行方不明」を原作に、『アフロ田中』でデビュー後、今年公開された『ワンダフルワールドエンド』がベルリン映画祭に正式招待されるなどジャパニーズカルチャーの担い手として世界の注目を集める松居監督がメガホンを取り実写化した本作。主人公の安曇春子を演じるのは、凛とした佇まいと大人の女性の色香を自由自在に行き来する若手実力派女優・蒼井さんだ。
蒼井さんは本作について「30歳という伏目を迎えるこの年に、初めての同い年の映画監督、松居大悟さんに出会い、彼の頭の中にあるもの、やりたいと思っていることを信じる仲間たちと全力を尽くして撮影期間を駆け抜けました。スタッフ・キャスト、ひとりひとりが作品と向き合って、それぞれの思いを込めて作ったこの映画は、観て下さる方によって、全然違う楽しみ方や感じ方をうみだすような、どの角度からも観られても大丈夫な、強いものになっているはずです。観客のみなさんとの間にいい化学反応が起きること期待しています」と想いを語った。
原作者の山内さんは、蒼井さんのキャスティングについて「『完璧すぎる!』と震えました。自分の作品が映画になる喜びにも増して、蒼井優の主演作を観られるのが本当に嬉しいです(大ファンなので)」と喜んでいるようで「この小説は、できるだけ早く、自分の中にちょっとでも20代の気分が残っているうちに書かなくてはと思った作品でもあります。それだけに、29歳の松居大悟監督に撮ってもらえるのは、本当にラッキーでした。この2人の代表作になるといいなと願っています」と期待を寄せた。
『アズミ・ハルコは行方不明』は2016年公開。
《シネマカフェ編集部》
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