ハル・ベリー、撮影と同時に「息子を持つ母親になった」
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、“近未来” 、“宇宙”、“少年”といった長年のテーマをTVドラマで追求した「エクスタント」。このほど、本作のDVD発売を記念して、主演と共同製作総指揮も担当したアカデミー賞女優ハル・ベリーから
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13か月におよぶ宇宙での単独ミッションから帰還した女性宇宙飛行士モリー。 だが、彼女は1人ではなく、妊娠していた。一方、夫のジョンは人間性を持つアンドロイドの試作品開発に成功、自分たちの“息子”として育てようとする――。
本作がスピルバーグの作品と聞いて、TVドラマ初主演、そして共同制作総指揮として参加することを決めたというハル・ベリー。「今回は、とにかくものすごい仕事量で、人生で一番忙しい1年になったわ」と言う。撮影が始まったころ、「子どもが生後3か月だったから、2時間毎に授乳をしつつ、1日に撮影するシーンの数を考えて、セリフを覚えなければならなかったの。控え室に戻って10分授乳して、また撮影現場に戻るという繰り返しだったわ」とタフな撮影をふり返る。
「仕事が増えたけど、自分の意見を言えるのはとても楽しいわ。アーティストとして、そういうのは嬉しいし、俳優として演技をするだけもいいけど、自分がやっている何かを入れ込むことができるというのはステキだって分かったの。真剣に私の意見を聞いて、取り入れようとしてくれる人がいるというのは本当にラッキーなことね」。
まさに、子育てをしながら、仕事にも果敢に打ち込んだ様子の彼女は、今回DVD化となったシーズン1では、「最終話がとても好きよ。美しく撮影され、よく描かれている。脚本もとても良かったし、シーズン1の最終話は、作品を誇らしく思わせてくれるものだったわ」と明かす。
そして、主人公モリーを演じたことで、「これまで娘を育ててきたけれど、ちょうどこのタイミングで私にも息子ができ、母親と娘の関係と、母親と息子の関係は違うってことが分かったの」と言うベリー。「母親と息子の関係というのは私の中では特別だわ。今回の息子を持つ母親の役というのは狙ったワケじゃなく、偶然に舞い込んできたものなのよ」。
何か運命的なものを感じずにはいられない本作だが、“エイリアンは存在する”とベリーは言う。「小さいころ、夜空を見上げては、きっと何かいるハズって思っていたものよ。本作をきっかけに、みんな宇宙に何かがいるって普段から考えるようになるんじゃないかしら。私が生きている間にその答えが見つかるといいなって思っているけどね…」。
母親として、女優として新たなミッションを1つ終えたかのようなベリー。これまで『E.T.』『未知との遭遇』『A.I.』などSFドラマの傑作を生み出してきたスピルバーグと、彼からキーパーソン役をオファーされたという真田広之とともに渾身で挑んだ本ドラマは好評を博し、シーズン2も2016年には日本に上陸することが決まっている。
<「エクスタント」リリース情報>
「エクスタント」DVD-BOX
価格:9,300円+税
発売中
「エクスタント」vol.1-6
レンタル同日スタート
発売・販売元:パラマウント・ジャパン
(C)2015 CBS Studios Inc. and Amblin Films, Inc. All Rights Reserved. EXTANT TM is a Trademark of CBS Studios Inc. CBS and related logos aretrademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
《シネマカフェ編集部》
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