スーツにメガネ&脱いだらすごい! “カナダの西島秀俊”!? の魅力
アカデミー賞女優ヘレン・ミレンを主演に名画をめぐる真実の物語を描いた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』。本作で、ヘレンが演じる女性の“バディ”となる弁護士を好演しているのが、あのブレイク・ライブリーを射止めた男にして、『グリーン・ランタン』や
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アメリカで暮らす82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が駆け出し弁護士ランディと共に起こしたある裁判に、世界が仰天する。訴えた相手はオーストリア政府。マリアは、“オーストリアのモナリザ”と呼ばれる、クリムトが描いた彼女の伯母の肖像画「黄金のアデーレ」の返還を求めていたのだ。その名画には、ナチスに運命を翻弄されたマリアと彼女を取り巻く人々の美しい思い出と涙の記憶が詰まっていた――。
1国の政府を相手に6年もの間、二人三脚で裁判を闘ったマリアとランディの「依頼人」と「弁護士」を超えたバディ関係も丁寧に描かれている本作。その関係は、ときに丁々発止のやりとりを見せる「親子」のようでも、「夫婦」のようでも、「恋人」のようでもあり、2人のルーツが抱える歴史を共有する「旧友」のようでもあり、特別な信頼が随所に感じられる。
その弁護士ランディを演じたのが、ライアンだ。彼はこれまでの役柄とは異なり、眼鏡をかけた“地味メン”姿を披露し、新米ながら勇気ある行動でマリアを支える“内面イケメン”を熱演する。
とはいえ、ライアンといえば、カルト的人気を誇る『ブレイド』シリーズの第3作目『ブレイド3』でハンニバル・キングを演じるため肉体改造に励んだ結果、甘い顔にそぐわない超絶ムキムキな肉体を獲得し、いわゆる“脱いだらすごい”俳優を代表する1人。2010年には「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれ、プライベートでも、スカーレット・ヨハンソンやブレイク・ライヴリーのハートを射止めるなど、女性を虜にするモテ男でもあるのだ。
共演したヘレンも、「ライアンはとても魅力的な俳優よ。彼はとてもアクティブで、頻繁にジムに通っているようで、常にエクササイズは欠かさないそうなの。エネルギッシュでアクティブな人ね」とメロメロの様子。その一方で、「でも、ライアンはそれだけじゃないの。女性と一緒にスクリーンに映っている彼の姿は一層映えるの。サンドラ・ブロックと共演した『あなたは私の婿になる』や、この作品でもその魅力が映し出されていると思うけど、ライアンは女性をとても大切に思う人なのよね」と絶賛。
「それに、ライアンは元々とても愉快な人なので、女性は彼と一緒にいてとても楽しいの。彼と一緒にいると、自然体でいることができてリラックスできちゃうのよね。いつもお互いを笑わせることができて、彼との間には緊張感が何一つないのよね。そんな彼だからこそ、スクリーン上でとても和やかな化学反応が起きると思うの。私はそんなライアンと共演する機会に恵まれてとてもラッキーだと思っているわ」と肉体美だけではない彼の内側の魅力にも太鼓判を押す。
「脱いだらすごい」「役作りにストイック」「アクションから地味メンまで演技の幅が広い」「共演者からも絶賛」と役者としても男としても憧れるライアン・レイノルズ。日本でいうところの西島秀俊さんを彷彿とさせる彼には今後も要注目だ。
『黄金のアデーレ 名画の帰還』は11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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