K・ブランシェット&R・マーラ“美の2ショット”に感嘆!『キャロル』NYプレミア
『ブルージャスミン』でアカデミ主演女優賞受賞したケイト・ブランシェットと『ドラゴン・タトゥーの女』でアカデミー主演女優賞ノミネートのルーニー・マーラが競演する『キャロル』のプレミアが11月16日(現地時間)、ニューヨーク近代美術館にて行われた。
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『エデンより彼方へ』『アイム・ノット・ゼア』のトッド・ヘインズがメガホンを取り、『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』などの映画原作を手がけるパトリシア・ハイスミスが別名義で発表したベストセラーを映画化。ワールドプレミアとなったカンヌ国際映画祭では女優賞をルーニーが受賞し、早くも本年度アカデミー賞最有力との声が上がる注目ぶりを見せている。
11月16日(現地時間)のプレミアは、映画会社主催による映画館で行われる通常のプレミアとは異なり、アカデミー賞の開催団体である映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催を務め、20世紀以降の現代美術の殿堂と呼ばれるニューヨーク近代美術館(MoMA)で上映されるという異例の実施となった。
ウエストから背中までの大胆なカッティングと美しいドレープが印象的な芥子色ドレス姿のケイトと、首元から袖がレースで切り替えられたブラックレザーのドレスに身を包んだルーニーが会場に登場すると、会場からは大きな歓声と共に、感嘆のため息が漏れていた。2人は手をとりあい和やかに談笑しながら、フォトコールやファンの声に応えていた。
主演を務めたケイトは本作について「生まれて初めて本当に人を好きになる、狂うほどに人を愛するという、普遍的なラブストーリーであることに、性別も何もかも超えて共感できる」と本作の魅力を語った。ルーニーはケイトとの共演について尋ねられると「ケイトと共演することが決まったとき、最初は本当に怖かった。だって、彼女は本当に私のアイドルだったから。彼女の出演する全ての映画を映画館に観に行き、ただ彼女に憧れて女優の道を選んだのだから」と感慨を述べた。
プレミアには、共演のカイル・チャンドラー、ジェイク・レイシー、サラ・ポールソン、脚本のフィリス・ナジーらも登場。米国の限定公開を今週末に控え盛り上がりを見せる中、本作の舞台でもあるニューヨークでのプレミアは熱狂のうちに終了した。
『キャロル』は2016年2月11日(木・祝)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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