神木隆之介&門脇麦、“生きること”の意味を問う…近未来映画『太陽』解禁
『バクマン。』『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』など話題作への出演が続く神木隆之介と、朝ドラ「まれ」の新鋭女優・門脇麦が人気舞台の映画化に挑む、近未来ストーリー『太陽』の公開が2016年4月23日(土)に決定
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ウィルスにより人口が激減した近未来。生き残った人類は2つの種類に分かれ暮らしていた。ウィルスの感染を克服し、心身ともに進化したが太陽の光の下で暮らすことのできない新人類・ノクスと、ノクスに管理されながら貧しく生きる、旧人類・キュリオ。
キュリオの若者・奥寺鉄彦(神木隆之介)は村での貧しい生活に行き詰まり、鬱屈した日々を送っている。鉄彦の幼馴染・生田結(門脇麦)は、過去のしがらみからノクスを憎みながらも、何とか村を復興させるため、前向きに暮らしていたが…。
読売演劇大賞をはじめ様々な演劇賞を受賞している、劇作家・演出家の前川知大が生み出した本作は、前川さん率いる劇団イキウメでの初演で注目を集めたほか、2014年には脚本を再構築し、蜷川幸雄の演出により「太陽2068」として上演されている。
今回解禁となったのは、鉄彦と結が、文明から隔離された厳しい環境の中でも寄り添って過ごしている様子がうかがえる、さまざまな場面写真。中には“ノクス”と思われる青年と過ごす1シーンも。山梨の大自然をロケ地として撮影された本作だが、神木さんは「夜の山での撮影が多く、寒さとの戦いでした」と過酷な状況での撮影だったことを吐露。
一方の門脇さんは「ボロボロの衣装が馴染んできている自分がいて、食べ物も気にせずこぼせますし居心地がとてもよかったです」と意外なたくましさを告白。閉ざされた社会に暮らすヒロインという複雑な設定を楽しみながら、撮影に臨んでいたようだ。
また、共演には『脳内ポイズンベリー』『ライチ☆光クラブ』の古川雄輝ほか、綾田俊樹、村上淳、鶴見辰吾、古館寛治ら個性派俳優たちが名を連ねる。『SR サイタマノラッパー』シリーズでその名を広め、『ジョーカー・ゲーム』などを手掛けた気鋭の入江監督が、新人類と旧人類の間で起こる対立と融和を描く本作。映画公開に先立ち、舞台版と映画版の世界観を再構築し、前川氏が自ら執筆した小説版「太陽」が、2016年2月下旬にKADOKAWAより発売されることも決定している。
見る者に“生きること”の意味を突きつけてくる刺激的なテーマの魅力を、スクリーンで体感するのが楽しみだ。
『太陽』は2016年4月23日(土)より、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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