人気コラムニスト2人が『マイ・ファニー・レディ』の魅力を女子目線でトーク
ピーター・ボグダノビッチ監督の13年ぶりとなる長編映画『マイ・ファニー・レディ』が上映中の東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で12月20日(日)、人気コラムニストの山崎まどかと町山広美がトークイベントを行った。
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女優を目指す高級コールガールのイザベラが、お客としてブロードウェイの演出家アーノルドと出会う、現代版『マイ・フェア・レディ』ともいうべきロマンチックコメディ。出演作が相次いで公開され、miu miu 2015春キャンペーンモデルも務めるなどブレイク中のイモージェン・プーツをはじめ、オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストンら豪華キャスト陣が、見事なアンサンブルを奏でる。
「イモージェンは『シンデレラ』のオーディションに落ちたりしたけど、いまは上り調子。別の作品で、売春婦に間違えられる役を演じていたけど(笑)、今回、自分に合った作品に出会えたのでは」と山崎さん。町山さんも「美人なのに作品選びにクセがありましたもんね。やっと、ラブコメに出演してくれてうれしい」と持ち前の魅力を発揮するイモージェンに期待を寄せた。
その相手役であるオーウェンについては、「オーウェンが演じなければ、アーノルドって人間のクズ(笑)。それを許せちゃうのが、オーウェンのすごいところ。まるで毛並のいい犬」(山崎さん)、「いつまでもホワ~ンとした雰囲気の青年ですよね。もう47歳ですけど…」(町山さん)と目を細めた。
公私ともに波乱万丈の人生をおくるボグダノビッチ監督。彼を敬愛する『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督、『フランシス・ハ』のノア・バームバック監督が今回、プロデューサーに名乗り出た。「彼ら若手に愛されたおかげで、ここに来てボグダノビッチ監督は成功作を手にした」(山崎さん)、「愛される理由は男気ですかね…? 今回はオーウェンも含めて、3人が気を使いながら、巨匠に意見を言ったのでは」(町山さん)と名監督の復帰を喜んでいた。
『マイ・ファニー・レディ』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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