伝説の物語が生まれ変わる…『クリード チャンプを継ぐ男』公開記念映像が到着
シルベスター・スタローンの代表作『ロッキー』シリーズが、新しい主人公を迎えて生まれ変わる最新作『クリード チャンプを継ぐ男』。本日12月23日に日本公開を迎えた本作から、現在、賞レースでも注目を集めているスタローン
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先日、全米映画賞レースの幕開けとなるナショナル・ボード・オブ・レビュー(NBOR)で、ベスト10作品に選出され、スタローンが「助演男優賞」を受賞した本作。円熟味を増した演技で新たな世代を支えるロッキーを好演した彼は、NBORに続き、ゴールデン・グローブ賞、オンライン映画批評家協会賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞、サテライト賞、ワシントンDC映画批評家協会賞などでも「助演男優賞」にノミネート。アカデミー賞においても最有力候補の1人に浮上している。
また、新シリーズのアイデアを生み、脚本を書いた29歳のクーグラー監督も、LA映画批評家協会賞の「新人賞」、アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞で「監督賞」を受賞。同賞では、ロッキーの“魂”を受け継ぐ若者アドニスを演じたマイケル・B・ジョーダンが「ブレイクスルー・パフォーマンス賞」、ヒロインを演じたテッサ・トンプソンが「助演女優賞」を受賞する3冠を達成、トップ10作品の2位に選出された。こうした賞レースでの高評価は、アカデミー賞「作品賞」「監督賞」など3冠に輝いた『ロッキー』(’76)を彷彿とさせ、新たな伝説の誕生を予感させている。
今回の特別映像では、元チャンピオンであるアポロの息子・アドニスが、「お前には向いていない。親父もリングで死んだ」と、父が通ったジムのトレーナーからボクサーになることを止められるシーンから始まる。「親父なんて俺に関係ない」と強がるアドニスだが、偉大なる父の存在は大きく、「どんな動きも、親父と比べられる」ことを痛感する。
スタローンは、『ロッキー・ザ・ファイナル』(’06)で「終わったと思っていた物語が、若き才能によってよみがえった」と、本作のアイデアを生んだクーグラー監督を紹介する。そして、「たとえ弱くても、自分を見つめ直せば困難を乗り越えられる」と語るのは、アドニスを演じたジョーダンだ。さらに映像は、孤独に暮らすロッキーの前に現れたアドニスが、「アポロと3度目の戦いを?」と、誰も知らないことを尋ねるシーンへと続く。息子であることを告白するアドニス。ジムでアドニスを鏡に向かわせたロッキーは、「目の前にいる男は、最強の対戦相手だ。リング上でも、人生においても。証明してみろ」と、自分に打ち勝つための精神力の磨き方を伝授する。
続いて、ロッキーとアポロの軌跡をたどる往年のシリーズからの本編映像が続いていく。まずは『ロッキー』からは、世界戦の相手を探す自信満々なアポロが、「アポロ・クリード対“イタリアの種馬”(ロッキーにつけられたニックネーム)か、まるで怪獣映画だな」と笑い飛ばすシーン。また、フィラデルフィア美術館でロッキー像の前を訪れるアドニスの姿を撮影するメイキングシーンでは、スタローンの「ロッキーはファンに鮮烈な印象を残した。フィラデルフィアに戻るとそれを実感する。この街が、これほど彼を愛してくれるとはね」というコメントが重なっていく。
さらに、『ロッキー3』(’82)では、アポロがロッキーの魂を復活させる激アツな姿が映し出される。「昔、お前は“虎の眼”をしていた。初心に返って、あの眼を取り戻せ」と微笑むアポロに、顔に傷を負ったロッキーは「面白い話だ」と応じる。そんな2人のやりとりの後、父の影響で『ロッキー』シリーズの大ファンになったという監督の「アポロが大好きだから、彼の家族の話にしたかった」と明かす言葉が続く。
テッサ・トンプソンもまた、「新世代へのバトンタッチ。スタローンからライアンへ、名作が受け継がれたの。ファンには溜まらないわ」と微笑む。そして映像は、世界戦を前にしたアドニスにロッキーが語り聴かせる言葉で結ばれる。「大事なのはリングに何を残し、何を得るかだ。何かわかるか、プライドだ。ベストを尽くして戦ったかどうか。俺や親父のためではない。自分のために…」。
この伝説を受け継いだ若者の“デビュー戦”は、ぜひスクリーンで目撃してみて。
『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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