坂本龍一、レオナルド・ディカプリオと共に『レヴェナント』NYプレミアに参加!
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞の「作品賞」を含む4冠に輝いたアレハンドロ・G.・イニャリトゥが、主演にレオナルド・ディカプリオを迎え、監督・脚本・製作を務めた最新作『レヴェナント:蘇えりし者』。全米の拡大公開の直前となる
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『バードマン』で2015年の賞レースを総ナメにしたイニャリトゥ監督が、かつてない製作費をかけ、大自然が猛威をふるう極寒の地で、自然光のみを使った9か月間のロケ撮影を敢行した本作。イニャリトゥ監督の2年連続オスカー獲得にも注目が集まる上、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』『ギルバート・グレイプ』で4度のノミネートを果たすも、いまだ無冠のディカプリオが2013年の俳優休業宣言を覆して出演、体当たりの演技で悲願のオスカー獲得を狙う。
また、『バベル』(’06)でも「美貌の青空」など坂本氏による2曲の楽曲を使用したイニャリトゥ監督は、坂本氏の大ファンであることを明かしている。「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ」と語り、「この作品には、映像から想像してもらうシーンが多い。説明は加えずに映像そのものが味わえる。あるのは映像と音、そして静寂と間だ。間が重要な役割を果たすのは会話と同じ。実際の言葉より、その場の空気や間で伝わることは多いんだ」と、坂本氏の音楽がかなり重要な役割を果たしていることに言及する。
その音楽に大きく心を揺さぶられたと語るのはディカプリオで、「サカモト氏の音楽はこの映画のテーマそのものを表現していると思う。曲を聴くと、大きく心が揺さぶられるんだ」とコメントし、「初めて聴いたとき、まさに求めていた音楽だったから強く感銘を受けた」と語った。
一方、セリフの少ないこの作品で音楽の占める役割は大きく、それが楽しみでもあり、プレッシャーでもあったという坂本氏は、「監督の要望にすべて応えられるような方法があればよいのだが、残念ながらこれという方法はない。だから崖を登るような監督の膨大な要求を一つ一つクリアしていった」と感慨深げにコメント。「映画が持つ力というのは素晴らしい。作曲すること自体が、僕のインスピレーションの源になりました。俳優たちの演技は見事で、感動的でした。そして、監督の力量は、言葉では言い表せないほど素晴らしいものでした」と、ディカプリオをはじめとする俳優陣と監督に称賛を贈った。
いよいよ日本時間1月11日(月・祝)には、ドラマ部門「作品賞」「主演男優賞」と「監督賞」「作曲賞」の4部門にノミネートされている第73回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が行われる。続く日本時間1月14日(木)にノミネート発表、同2月29日に授賞式となる第88回アカデミー賞に向け、本作がゴールデン・グローブでどれだけ賞を獲得するのか、熱い視線が注がれている。
『レヴェナント:蘇えりし者』は4月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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