【特別映像】マット・デイモン、監督に絶大の信頼「想像できないシーンもリアルに」
2月29日(日本時間)に発表される第88回アカデミー賞で「作品賞」はじめ7部門にノミネートされ、公開を前に日本でも盛り上がりを見せている『オデッセイ』。この“火星にひとりぼっち”で取り残された
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ネット上に掲載されたアンディ・ウィアーによる原作小説を基に、大ヒットドラマ「LOST」やNetflixのマーベルドラマ「デアデビル」、映画『キャビン』などを手がけたドリュー・ゴダードが脚色、巨匠リドリー・スコット監督がメガホンをとった本作。
到着した映像でデイモンは、「最近は独創的なストーリーは少ないから」と、まず本作のオリジナリティーが気に入ったことを明かす。そして、「ごく近い未来が舞台だ」と、本作のあらすじと演じた宇宙飛行士マーク・ワトニーについて語り始める。
ワトニーは、火星での有人探査の最中に砂嵐に巻き込まれるが、ほかのクルーたちに死亡したと判断され、クルーたちは彼を置いて火星を去ってしまう。しかし、生き延びていたワトニーは「豊かな創造力と科学の力で生き延びる方法を模索していく。脚本を書いたドリューは本作が“科学へのラブレター”なんだと話していたよ」とマット。およそ31日分の物資しかない中、彼は少なくとも1年分の食料や、何より水や空気をつくりだそうと、持ち前の“スーパーポジティブ”な精神を発揮しながら、さまざまな試行錯誤を重ねていくことになる。
また、マットは、昨年ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」に殿堂入りを果たしたスコット監督についても言及し、「リドリーの作品はとにかく規模が大きい」と驚きを隠せない様子だ。4つのカメラで“同時”に撮影しても、“別々”に撮っているかのように全ての映像が完璧だという。続けて「どう映像化するのか僕には想像できないシーンも、恐ろしいほどリアルに作り上げる」とふり返る。特に、物語の導入部となる火星の恐るべき砂嵐のシーンを挙げて「観客の恐怖心を煽るデザインになっているんだ」と監督の手腕を絶賛した。
そして、火星で孤軍奮闘しているワトニーの物語と同時進行で描かれるドラマについても、「3つの別々の映画みたいだ」と明かしている。ワトニーを助け出すために超人的な努力をしているNASAとジェット推進研究所(JPL)を中心に描かれる地球と、ジェシカ・チャステイン扮するルイス船長が率いる火星を後にしたクルーチームだ。なかでも、ワトニーを残して帰還するという判断を下したが、彼が生きていることを地球から知らされたルイス船長については、「彼女は重い十字架を背負っている」とその気持ちに寄り添った。
ジェシカとの共演シーンはそれほど多くなかったものの、「年間16本の映画に出演する超売れっ子だから」その共演について、とりわけ喜びを明かすマット。「観客にはマークと一緒に火星に取り残されてほしい」と最後に語っているように、スコット監督やスタッフ、そしてキャストたちが一丸となって創りだしたその臨場感とリアルさには大きな手応えを覗かせている。
『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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