社会派ドキュメンタリーなど9作品を上映 「世界を変える、社会を変える、映画特集」
パレスチナのいまを生き抜く若者たちの青春を描く『オマールの壁』の上映を記念して、「世界を変える、社会を変える、映画特集」が渋谷アップリンクにて4月16日(土)より開催される…
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思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人・ナディアのもとに通っていた。長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られるが…。
マドンナが「この凄い映画を観るべき!」と絶賛のコメントを寄せた本作。このほど開催が決定した「世界を変える、社会を変える、映画特集」では、東京を中心に立ち上がった学生団体「SEALDs」に密着したドキュメンタリー『わたしの自由について~SEALDs 2015~』をはじめ、今回が初の劇場公開となる倉岡明子監督が2003年から2012年までにパレスチナを撮った『だから まいにち たたかう』など、全9作品上映される。
ラインアップには、『オマールの壁』のハニ・アブ・アサド監督作『パラダイス・ナウ』や、ガエル・ガルシア・ベルナルが主演を務めたチリの独裁政権を描く『NO』、“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”という前例のない試みに挑戦した南仏のバルジャック村を捉えた『未来の食卓』など、“まず関心を持ち、そして現状に抗うきっかけとなる作品”が並んでいる。
『オマールの壁』は、4月16日(土)より角川シネマ新宿、渋谷アップリンクほか全国にて公開。
「世界を変える、社会を変える、映画特集」は、4月16日(土)より渋谷アップリンクにて開催。
《シネマカフェ編集部》
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