【イマ旬!ハリレポ】若きハン・ソロはいったい誰に!? 最終候補者を解析
子供時代に『スター・ウォーズ』を観て人生が変わった私にとって、最近ハリウッドを騒がせている若き日のハン・ソロ役選抜レースは他人事ではない。あたかも自分と血の繋がりがある人の伝記映画にどの俳優が抜擢されるのか心配といった気分である。…
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『スター・ウォーズ』の主人公は、ご存知のようにルーク・スカイウォーカーなのだが、ルークよりもハンが好きだというファンは少なくない。筆者は昔からルークを愛していたのだが、ハンに対しても“いつもは憎らしいけど、いざというときには頼りになる大好きな兄貴”という気持ちを抱いていた。だから兄貴の若かりし日を演じるのは最高のアクターでなければいけないのである。
ハン・ソロ候補だった10人の若手男優たちが最終候補3人に絞られたというニュースが先日インターネットを賑わせた。そこで今回は、自称スターウォーズおたくの筆者が現在有力候補に上がっている3人のアクターの“ハン・ソロ度”を分析してみた。
ジャック・レイナー:代表作『トランスフォーマー/ロストエイジ』
ジャックのインタビューを見てみると、彼がハン・ソロ役の候補に上がっている理由がよく分かる。身振り手振りや雰囲気が思いきりハンなのである。ルックスは、ハリソン・フォードとはかけ離れていて味がないし演技力も大したことないので(失礼!)、個人的に推している候補ではないものの、もしジャックに決まってしまったら完璧に彼の雰囲気勝ちということになる。
タロン・エガートン:代表作『キングスマン』
日本でも『キングスマン』のエグジー役ですっかり人気者になったタロン。最終候補3人のなかで唯一のイギリス人。日本ではまだ未公開作品なのだが、タロンの新作でヒュー・ジャックマン共演のスポ根映画『Eddie the Eagle(原題)』を観た。エグジーとは全く異なり、分厚い眼鏡をかけた失敗ばかりのダサ男くんを演じたのだが彼のカメレオンぶりには脱帽。しばらくの間、タロンであることが分からないほどの変貌ぶりなのである。ちょっと見には英国貴公子といったタイプで密輸業に関わりそうなタイプに見えないが、エディを演じたときの変貌ぶりを見るとタロンのハン・ソロ役も有りかも…と思わせる。
オールデン・エアエンライク:代表作『ヘイル、シーザー!』
友人のパーティーで流された短編映画に主演していたオールデンをたまたま見ていて、彼のセンスに惚れ込んだのが招待客のひとりだったスティーヴン・スピルバーグ監督。オールデンはこのあと直々に監督にスカウトされエンタメ界に入ったというラッキーボーイ。でも幸運なだけでなく、『ヘイル・シーザー!』ではベテラン勢を食うほどのパフォーマンスで注目を浴びた。オールデンの演技力は認めるものの、若きハン・ソロ役となると、ちょっと違うのでは…という気がする。
元祖ハン・ソロのハリソン・フォードがどこぞのインタビューでキャスティングで争っている候補者たちへのメッセージで、「やめておいたほうがいいぞ~!」などと冗談めいて言っていたが、ハリソンもハン・ソロ役に伴う責任の重さを長年に渡って経験した上でのジョークだったに違いない。いずれにせよ、ファンとしてはハン・ソロのスピンオフ作品の成功を心から祈るばかりなのである。(text:Akemi K. Tosto)
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