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井上芳雄×KERAが初タッグ! ヒロインに小池栄子迎え来年2月新作上演

今ノリに乗っている劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)の最新作が、

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(左から)KERA、井上芳雄、小池栄子
(左から)KERA、井上芳雄、小池栄子 全 5 枚
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今ノリにノっている劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)の最新作が、2017年2月、渋谷・Bunkamura シアターコクーンにて、「シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ 2017」として上演されることが決定。主演には井上芳雄、ヒロインには小池栄子が出演することも明らかになった。

今年に入り、「第23回読売演劇大賞」最優秀作品賞及び優秀演出家賞を受賞、さらに「第66回芸術選奨」文部科学大臣賞を受賞し大注目を集めるKERAさんが、作・演出を手掛ける新作舞台。KERAさんは、「劇団ナイロン100度」の主宰であり、サブカルチャーから文芸作品まで幅広く作・演出。音楽、美術、演出と独特なセンスで華やか且つ新感覚でこれまで挑戦的な作品を多く産み出してきた。“ナンセンスコメディの旗手”とも言われ、会話のトーンやズレによって、笑いや独特な空気感を生み出す緻密な演出が特徴で、演劇界でもキャストの技量が要求される演出として知られている。

主演には、“ミュージカル界のプリンス”として「モーツァルト!」「ハムレット」など多数のミュージカルで主演を務め、近年は蜷川幸雄、串田和美、栗山民也などとも組み、ミュージカル以外の演劇作品でも確かな演技力で評価を得る井上さんが好演し、ヒロインには、KERA上演台本・演出の「グッドバイ」でヒロインを演じ、「第23回読売演劇大賞」最優秀女優賞を受賞したばかりの小池さんが出演する。

今回の決定にキャストの2人はこう語る。初めてKERA作品に出演することになる井上さんは、「KERAさんに『何か一緒にできれば』と仰って頂き、一見接点がなさそうな僕に興味を持って下さった事に、半信半疑というか嬉しい驚きでした。今、自分の中で“ミュージカル”と “ストレートプレイ”の垣根がどんどん無くなって来ています。その決定打として『こいつ本当に芝居をやりたいんだな』と思って頂ける作品になればと思います」と抱負を語り、共演の小池さんについては「自分を高めて今がある本物、恐いくらい演技力のある女優さん、という印象です。胸を借りるくらいの気持ちでご一緒したいと思います」と期待を寄せている。

一方の小池さんも、「『グッドバイ』に続き大好きなKERAさんの演出を受けられる事、しかも初めてのシアターコクーン、そしてお相手は才能溢れる王子様、井上芳雄さん。今から興奮で鼻血が止まりません (笑)アドレナリン出まくりです。いつも通り『やれるべき事を全力でやる』のみ」とコメントし、公演を心待ちにしている様子だ。

さらにKERAさんは、2人のキャスティングについて、「もう何年も前に井上芳雄くんにオファーしました。ストレートプレイだということ以外にはまったく、何一つ、共演者すら誰ひとりとして決まっていないにも拘わらず、彼は快諾してくれました。僕はそういう俳優さんが大好きです。ミュージカル界のプリンスと称されてきた井上くんですが、しかし、一方で非常に生活感を感じます。僕にとってはそこが魅力的」と井上さんとのタッグを熱望していたと話し、小池さんについては、「昨年秋の『グッドバイ』で強烈なキャラクターを演じてもらいました。あの役は、書いた僕が言うのもなんですが、意外性に富んだ当たり役だったと思います。今回はもっとずっと複雑な女性を演じてもらうことになるでしょう。難役をあてがいたくなるのは抜群に上手いからです」と絶賛している。

タイトルもストーリーも未発表でその多くがベールに包まれたままの本作は、公演を来年2月、チケット発売は11月を予定しているとのこと。KERAさんとは初タッグの井上さんと黄金タッグの小池さん、この3人が組むことでまた新たに演劇界を賑わせることは間違いなしのようだ。今後明かされる共演者など作品の全貌に期待していて。

《シネマカフェ編集部》

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