S・スピルバーグ監督、新作題材は“司祭エドガルド・モルターラ”
スティーヴン・スピルバーグ監督が書籍「ザ・キッドナッピング・オブ・エドガルド・モルターラ」を映画化するようだ。
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ピューリッツァー賞を獲得した1997年発刊のデイビッド・ケルツァーによる同名著作をスピルバーグ監督自身の製作会社アンブリン・エンターテインメントを通じて映画化すると「Deadline.com」が報じている。
この作品は1858年にイタリアのボローニャで誘拐されたユダヤ人の少年が、密かに洗礼を受けさせられたあげく家族の元から連れ去られ、カトリック教徒として育てられるストーリーだ。しかし少年を取り戻すことを諦めなかった両親が息子を取り戻そうとする過程の中で、教皇制度と民主主義運動およびイタリア統一運動間での抗争を引き起こすことになる。
同作品には今年度アカデミー賞助演男優賞を獲得した最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』、今年度公開予定の『The BFG』(原題)とスピルバーグ作品への出演が続いているマーク・ライランスがローマ教皇ピウス9世役として出演することが決まっている。
『The Kidnapping of Edgardo Mortara』(原題)の製作陣には『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・プラット、クリスティ・マコスコ・クリガーが参加し、2017年初旬から製作をスタートした後同年末に公開予定となっている。
そんなスピルバーグ監督は現在、アーネスト・クラインによるベストセラー小説「ゲームウォーズ」の映画版『Ready Player One』(原題)に取り掛かっているところだ。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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