『ガルム・ウォーズ』主人公は新人女優! 劇中写真の素顔を解禁
『攻殻機動隊』シリーズの押井守監督が、構想15年をかけてアニメーションと実写の境界線を越えた新しい映像を作り上げた『ガルム・ウォーズ』。
映画
邦画ニュース
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
押井守監督最新作『ガルム・ウォーズ』、世界観映す場面写真が一挙公開!
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

遙かなる古代、戦いの星・アンヌン。ここには創造主・ダナンがつくったクローン戦士・ガルムと彼らから神聖視される犬・グラと、鳥が生息している。ガルムはたとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで、幾世代も生き延びてきた。ダナンが星を去った後、覇権をめぐり3部族の抗争が続いていた。ある日、空の部族・コルンバの女性飛行士「カラ」は、陸の部族・ブリガの兵士「スケリグ」との戦闘の最中、情報操作に長けた部族・クムタクの老人「ウィド」と出会う。我々は何処から来て何処へ行くのか。ウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じ、3人は「ガルムの真実」を探る旅に出る。しかし、それは神の怒りに触れる行為だった――。
押井氏の監督デビューから30余年。構想15年、製作費20億円をかけて異国の地・カナダで全身全霊を捧げて撮影した本作。言葉も通じぬ異国の地で、日本人は監督含めスタッフ7人。そんな中、キャストには外国人俳優を起用して撮影に挑んだという。また、日本語版プロデューサーには、スタジオジブリの鈴木敏夫が就任し、『イノセンス』以来12年ぶりのタッグを組んでいる。キャストにはウィド役に『エイリアン』シリーズのランス・ヘンリクセン、スケリグ役に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のケヴィン・デュランド、そして主人公・カラ役として、新人女優のメラニーが抜擢された。
当時カラ役の候補は数名いて、モントリオールでのオーディションを経て彼女に決定。しかし実は彼女、書類選考のタイミングで最も可能性が低いとされていたのだという。メラニーは、オーディションに黒髪のおかっぱで登場。押井監督のアニメが大好きで、半ばコスプレのように『攻殻機動隊』シリーズの主人公・素子になりきってオーディションに臨んできたのだ。もちろんその小細工が功を奏したわけではなく、実際に目の前でポージングをしてもらい、カメラのレンズを通したときの被写体としての存在感が際立っていたため、最終的にカラ役に大抜擢となった。
彼女が演じるどこか不安げで揺らぎのある女戦士・カラ。今回初解禁された場面写真からも新人女優とは思えないような存在感が見て取れるようだ。これまで圧倒的に強い女性像を好んで描いてきた押井監督の作品では、異色のキャラクターであるといえるカラ。もしカラが超人的に強いキャラクター像だったら成り立たなかったであろうシーンが、映画の終盤に散見される様子も見逃せない!
『ガルム・ウォーズ』は5月20日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/