【特別映像】トム・ハーディ、双子のギャングを演じ分け!『レジェンド』冒頭解禁
華やかな60 年代のロンドンの裏社会を舞台に、トム・ハーディが一人二役で主演を務めた『レジェンド 狂気の美学』。このほど、彼が伝説の双子ギャングを見事に演じ分けた本作から、兄の恋人役を務めたエミリー・ブラウニングの意味深なナレーションで幕を開ける
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“切り裂きジャック”と並び、20 世紀イギリスの犯罪史上もっとも有名といわれる双子のギャング、クレイ兄弟の半生を、『マットマックス 怒りのデス・ロード』以降も主演作が続き、『レヴェナント:蘇えりし者』では「第88回アカデミー賞」助演男優賞にノミネートされたハーディが一人二役で見事に演じ切る本作。
今回解禁となった約3分もの冒頭映像は、ギャングスターのイメージそのままのクレイ兄弟が高級車の後部座席で煙草の煙を燻らせるシーンから始まる。兄のレジー(レジナルド)と弟のロン(ロナルド)は、双子でありながらその煙草の吸い方からちょっとした仕草、そして性格まで異なることを、兄レジーの恋人フランシス役のブラウニングがナレーションで紹介していく。
続くシーンでは、レジーがロンドンはイースト・エンドの自宅前で、自身の張り込みに就いている刑事2人に紅茶を差し入れ、彼らを茶化すようなやり取りをした後、寝坊をしたお抱え運転手を徒歩で迎えにいく。道すがらすれ違う近所の主婦と気さくに挨拶を交わし、預かっていた忘れ物を手渡すその姿は、ロンドンの裏社会を手中に収めつつあるギャングというより、街の有力者のように見えてくる。
本作の撮影にあたり、クレイ兄弟について徹底的にリサーチしたという監督のブライアン・ヘルゲランドは、「クレイ兄弟の人生はこの半世紀近くもの間、伝聞やタブロイド紙の記事の中でまことしやかに語られ続け、その真実がどこにあるのかもはや分からなくなってしまっていた。クレイ兄弟はロンドンという街の一部であり伝説的な存在だ。彼らはギャングにまつわるどこまでも暴力的な逸話の数々の中心にありながらにして、地元のお年寄りのためにドアを紳士的に開けて待っていてくれる現代版ロビン・フッドでもある」と語る。
「しかし、その人生について語られるたびに、作り手の意図によって真実が歪曲され作り変えられてしまったんだ。この作品で凶暴という一般的なイメージにとどまらず、この映画全体から、いまや“伝説”となってしまった彼らも人間だということを観客に感じとってもらいたいんだ」とヘルゲランド監督はその思いを明かしている。
本作を手掛ける中で、“他人の人生について、どれだけの人が真実を知っていると言えるのか?”という疑問に何度もぶつかることになったという製作陣が、試行錯誤の末に描いたクレイ兄弟の物語。約3分間の冒頭映像に収められた意味深なナレーションや、警察への挑発的な態度と街の人々へのくだけた接し方の対比は、本作を知る上で大きな手掛かりとなりそうだ。
『レジェンド 狂気の美学』は6月18日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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