※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【予告編】問題児クラスがアウシュヴィッツを学び変わっていく…『奇跡の教室』

学校さえも見放した問題児クラスが、ある教師との出会いで大きく変わっていく実話を基にした『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』。6月24日(金)から開催される

映画 洋画ニュース
注目記事
『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』 (c)2014 LOMA NASHA FILMS - VENDREDI FILM - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - UGC IMAGES -FRANCE 2 CINEMA - ORANGE STUDIO
『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』 (c)2014 LOMA NASHA FILMS - VENDREDI FILM - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - UGC IMAGES -FRANCE 2 CINEMA - ORANGE STUDIO 全 9 枚
拡大写真
学校さえも見放した問題児クラスが、ある教師との出会いで大きく変わっていく実話を基にした『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』。6月24日(金)から開催される「フランス映画祭2016」での上映が発表され、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督の来日も決定した本作から、胸を打つ日本オリジナル予告編が解禁となった。

貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校の新学期。さまざまな人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。「教員歴20年。教えることが大好きで、退屈な授業はしないつもり」と言う情熱的な彼女は、歴史の裏に隠された真実、立場による物事の見え方の違い、学ぶことの楽しさについて教えようとする。だが、生徒たちは相変わらず問題ばかり起こしていた。

アンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発。ある日、アンヌ先生は強制収容所の生存者レオン・ズィゲルという人物を授業に招待する。大量虐殺が行われた収容所から逃げ出すことができた、数少ない生き証人の悲惨な状況を知った生徒たちは、この日を境に変わり始めるーー。

パリ郊外の高校で起こった実話を基にした本作。当時18歳だった“落ちこぼれクラスの元生徒”のアハメッド・ドゥラメが、自身の実体験を映画化するために、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督へ送った1通のメールから始まった。監督はアハメッドとともに、彼の体験を基に脚本を共同執筆。本作に出演もしたアハメッドは、セザール賞有望男優賞にノミネートされた。

主人公の歴史教師アンヌ・ゲゲンを演じたのは、『キリマンジャロの雪』のベテラン女優アリアンヌ・アスカリッド。自らを卑下する生徒たちを未知の世界へと高め、厳格な教育と愛情深いまなざしを併せ持つ、“思春期に出会いたい”理想の教師像を熱演する。

今回解禁となった日本オリジナル予告編では、学校からも見放され、生徒同士の対立も絶えない落ちこぼれクラスを受け持つことになったアンヌ先生が、彼らに歴史コンクールへの参加と「アウシュヴィッツ」という題材に取り組むよう、提案するところから始まる。最初は、反発しながらも次第に事実に向き合うようになる生徒たち。

そんな彼らのターニングポイントともなるのは、アウシュヴィッツ強制収容所の実際の生存者であるレオン・ズィゲル氏(2015年1月に逝去)の登場シーン。自分たちと同じくらいの年齢で強制収容されたズィゲル氏の壮絶な体験談に、真剣な表情で聞き入る生徒たちの表情は、まさに演技を越えたもので、そして学ぶこと、知ることの大切さを観ている我々にも訴えかけてくる。


2014年カンヌ国際映画祭正式出品を始め、ELLE シネマ大賞ノミネート、2015年サンタバーバラ国際映画祭で観客賞、2015年セントルイス国際映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、各国の映画祭で絶賛された珠玉作が、今年、フランス映画祭を皮切りにいよいよ日本にも上陸する。

『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』は8月、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]