『ファイト・クラブ』著者、新作映画に向けて資金を募る!
映画『ファイト・クラブ』の基となった同名小説の著者チャック・パラニュークが自身の小説「ララバイ」映画化に向けてクラウドファンディングサイトのキックスターターで資金を募っている。
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不可解な状況で数年前に家族を失ったレポーターが主役の小説「ララバイ」の映画製作費用として、25万ドル(約2,735万円)を目標にキャンペーンが行われている。チャックのキャンペーンページには「1999年にチャックの父が殺害された裁判が行われているときに、『ララバイ』は執筆がスタートしました。検察官はチャックに、犯人の死刑を主張したいかどうか尋ねてきたことがあったのです。この出来事が歌の選び方や魔法をかけるための言葉のパワーとなり、『ララバイ』が生み出されました」とつづられている。
1か月間に渡って行われる予定のキャンペーンには、17日(現地時間)の時点ですでに3万ドル(約328万円)の資金が集まっている。
ちなみのこのキャンペーンでは、30ドル(約3,283円)の募金を行うだけで映画のクレジット欄に名前が表記され、5,000ドル(約54万7,150円)の募金を行うと作品内でエキストラとして出演することができる権利がもらえるとのことだ。
さらには「チャックは大衆向けの小説を書いているわけではありません。彼の作品は大衆に向けての挑戦なのです。『ララバイ』では死体愛好症や性別不明の人物が登場したりと、TV的には適切ではない部分も展開されています」「まさにチャックの小説がそうであるように、もともと持っている概念を考えることが不快になるような映画作品を作りたいのです」と説明されている。
監督を務めるアンディー・ミンゴとともにチャックは脚本を書き上げていくことになっており、脚本家としてのデビューを飾るようだ。
チャックの小説が原作となったデヴィッド・フィンチャー監督の『ファイト・クラブ』にはブラッド・ピットやエドワード・ノートンら豪華俳優陣が登場し、1億ドル(約109億)の世界興行収入を叩き出す大ヒット作品となった。
2008年にはチャックの小説「チョーク!」を原作としたサム・ロックウェル主演の『セックス・クラブ』も公開されていた。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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