【予告編】この家族の“職業”は…!? 前代未聞の実話の映画化『エル・クラン』
スペインの鬼才ペドロ・アルモドバルが製作し、2015年の第72回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したアルゼンチン発の実話の完全映画化…
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1983年、アルゼンチンの平和な街。裕福でご近所からも慕われるプッチオ家は父・アルキメデス(ギレルモ・フランセラ)を筆頭に妻、息子3人、娘2人で幸せに暮らしていた。あるとき、二男アレハンドロが所属するラグビーチームの1人が誘拐され、姿を消してしまう。以降、彼らのまわりで金持ちだけを狙った身代金事件が多発。犯人が捕まらず近所には不安な空気が流れる中、プッチオ家はいつもと変わらない生活を送っていた。しかし、この家族には誰にも言えない秘密があった――。
ヴェネチアで絶賛され全世界が震撼した、ある家族のウソのようなホントの“お・も・て・な・し”の実態を描く本作。
解禁となった予告編は、人当たりが良さそうな父親アルキメデス・プッチオが早朝、街角の掃除をするシーンから幕を開ける。冒頭、どこにでもいる皆に慕われる幸せな家族そのもの風景だが、やがて思いもよらない方向へと転換。電話の呼び鈴をはさみ、プッチオ家のキッチンの様子がワンカットで映し出されていく。
妻が取り分けた料理をトレイに乗せ、それを運ぶアルキメデス。息子や娘に声をかける様子は日常の風景かと思いきや、彼の向かう先はリビング…ではなく、なぜか2階。表情を変えることなく、廊下の奥の一室の鍵を開ける。その中にいたのは、黒い布で目隠しをされ、鎖に繋がれ、恐怖に怯える男! 「安心しろ。メシだ」とドスの効いた声をかけ、彼は扉を閉めるのだ。
そんな父アルキメデスの口から告げられるのは、「我が家の稼ぎは身代金だ」という衝撃の事実。その後、軽妙な音楽に乗せて描かれる、まさかの凶行の数々。男を車のトランクに押しこめるプッチオ家。目出し帽を被るプッチオ家。脅迫するプッチオ家。男を射殺するプッチオ家。これらすべてが実話という、全世界震撼の家族の姿が次々明らかになっていく。
また、予告編と合わせて解禁となったポスタービジュアルでは、お洒落な壁紙の前に立つプッチオ家と対比されるように、下半分には薄暗い階段が描かれ、その境界に配置された「笑顔の裏には何がある?」というコピーが不安を煽っている。
幸せそうな仲良し家族プッチオ家の“秘密”を、こちらから覗いてみて。
『エル・クラン』は9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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