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本上まなみ&リリー・フランキー、“ポストジブリ”のアニメ吹替に!『ソング・オブ・ザ・シー』

第87回アカデミー賞にて、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』とともに長編アニメ映画賞にノミネートされるなど、世界のアニメーション界を席巻した『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』

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『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』 (c) Cartoon Saloon, Melusine Productions, The Big Farm, Superprod, Norlum
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』 (c) Cartoon Saloon, Melusine Productions, The Big Farm, Superprod, Norlum 全 7 枚
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第87回アカデミー賞にて、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』とともに長編アニメ映画賞にノミネートされるなど、世界のアニメーション界を席巻した『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』が、8月20日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開される。本国アイルランドでは“ポスト・スタジオジブリ”と称される「カートゥーン・サルーン」が手がけた本作の吹き替え版声優を、本上まなみとリリー・フランキー、さらに中納良恵(EGO-WRAPPIN')が務めることが分かった。

海ではアザラシ、陸では人間の女性の姿をとる妖精・“セルキー”。そのセルキーであるブロナーと人間のコナーの間に生まれた幼い兄妹ベンとシアーシャは、姿を消した母が残した“うた”を頼りに、大冒険にこぎ出していく――。

本作は、アイルランド神話をもとに描く、幼い兄妹の壮大な物語。彼らの大冒険と別れが、絵本から動き出したかのような、息を呑む圧倒的な映像美で紡がれていく。アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートほか、第28回ヨーロピアン・フィルム・アワードでは、大ヒット作『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』を抑えて長編アニメ賞を受賞するなど、世界中から注目を集めている。

母が姿を消したのは妹シアーシャのせいだと思い、妹のために奮闘しつつも、つらく当たってしまう兄ベン役を務めるのは、本作が3度目の声優出演となる本上さん。また、兄妹の父のコナー役には、「おでんくん」シリーズ以来の本上さんとのタッグとなる、リリーさんが決定。そして、セルキーである母親ブロナー役には、今年結成20周年を迎えるバンド「EGO-WRAPPIN'」の中納さんが声優初挑戦、さらに自らオリジナル版を日本語に意訳した日本版テーマソングを歌い上げる。

本作を制作したのは、アイルランドでは“ポスト・スタジオジブリ”とも称される「カートゥーン・サルーン」。初長編『ブレンダンとケルズの秘密』がアカデミー賞にノミネートされたトム・ムーア監督の第2作目となる。また、音楽を担当するのは、『WATARIDORI』『オーシャンズ』『ボヴァリー夫人とパン屋』など、数々の映画音楽を手掛けてきたブリュノ・クレ。そのシンプルで美しい旋律が神話の世界を彩っていく。

ベン役の声を務める本上さんは、「アイルランドは私にとって未知の国。ですが、古来から伝わる神話、伝説をもとにしたというこの物語に不思議と懐かしさを感じました。この日本にも『アザラシにょうぼう』のようなお話はたくさんあったはず」とコメント。「母親を慕い続ける少年ベンの、その想いの強さに涙がこぼれました。妹のために勇気を振り絞って行動を起こすベン。彼をそっと見守るような気持ちで、演じられたらいいなと思っています」と、母らしい優しさを添えて意気込みを語る。

また、ベンとシアーシャ兄妹の母でアザラシの妖精・セルキー、ブロナーの声を務める中納さんは、アイルランドの神話を描いた本作について、「科学や物理では証明できない不思議な話。実態のない目には見えない世界に人は興味を抱いたり、不安を抱いたりします。神話もその一つとして実態のない話ですが 長い歴史の中で語り継がれているということ。それは人間が忘れてはいけない先人からの大切なメッセージなのだと思えてなりません」とコメント。

「自分の中にある懐かしさやだれかを思う大切な気持ちを歌うようにセルキーという海の精に投影できればと思っています」と、その思いを明かしている。

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』は8月20日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA 、大阪シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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