綾野剛「朝から不謹慎な映画…」と恐縮 主演作『日本で一番悪い奴ら』
俳優の綾野剛が6月25日(土)、都内で行われた主演作『日本で一番悪い奴ら』の初日舞台挨拶に登壇。実際に起こった警察の不祥事を描く作品で…
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2002年に北海道警察で発生し“日本警察史上最大の不祥事”と称される「稲葉事件」を題材に、北海道警の刑事・諸星要一(綾野さん)が裏社会のスパイと手を組み、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸などあらゆる悪事に手を染める転落人生を描いた。
舞台挨拶には綾野さんをはじめ、共演するYOUNG DAIS、お笑いコンビ「デニス」の植野行雄、「TKO」の木下隆行、ピエール瀧、白石和彌監督が出席し、写真撮影では鏡割りした巨大樽に隠された拳銃のレプリカを手にポーズを決めていた。
「綾野くんが現場をリードしてくれて、楽しく和気あいあいとした空気を作ってくれた」とYOUNG DAISさん。公開を前に全国の映画館をキャンペーン行脚した植野さんは「70歳くらいの杖をついたおじいちゃんが、『今年いちばん楽しみにしているよ』と言ってくれた」とうれしそうに報告していた。
また、主人公に悪事の手ほどきをする先輩刑事を演じたピエールさんは、「最初はいい後輩だったのに、映画の後半では人が変わって、アレレレレって(笑)」と綾野さんの変貌ぶりに驚きの表情。木下さんは「初対面の剛くんが、『思いきり蹴ってください』って。おかげで緊張がほどけた」と感謝を示した。
各界で高い評価を得た『凶悪』に続いて、実録映画に挑んだ白石監督は「あくまで役者の映画。役者が輝いてナンボなので、皆さんがここまで輝いてくれたのは誇りに思う」と胸を張っていた。
『日本で一番悪い奴ら』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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