黄川田将也主演「シナリオ大賞映画化プロジェクト」第1弾『函館珈琲』ポスター解禁
2015年に20周年を迎えた、“映画を創る映画祭”「函館港イルミナシオン映画祭」が手がける「シナリオ大賞映画化プロジェクト」の第1弾作品『函館珈琲』。このほど、本作の公開日が9月24日(土)に決定、ポスタービジュアルが解禁となった。
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若き日に書いた小説「不完全な月」で新人賞を受賞後、2作目が書けない小説家・桧山英二。彼は素性を隠し、入居予定だった先輩の代わりに、函館のとあるアートアパートメント“翡翠館”にやってきた。住人たちはみな心に小さな棘が刺さったまま、それぞれガラス、テディベア、ピンホール写真に打ち込み、自分の確かな居場所を求めて、不安に打ち震えながら生きていた。函館の澄んだ空気の中に、見失っていたものを探そうともがく桧山。函館だけに流れる不思議な時間が、彼の人生をゆっくり動かしていく――。
同映画祭「シナリオ大賞映画化プロジェクト」の第1弾として、2013年度函館市長賞を射止めた、いとう菜のはによるシナリオを映画化した本作。監督は、『ソウルフラワートレイン』の西尾孔志。撮影は『乱反射』『スノーフレーク』など函館の街を知り尽くしている上野彰吾、美術には『オー・ド・ヴィ』のベテラン小澤秀高、そして照明には『恋人たち』の赤津淳一ら、函館に魅了された強力な布陣が集結。
主演の小説家・桧山英二役には、『仮面ライダー THE FIRST/THE NEXT』の黄川田将也、函館の翡翠館に集まる若者たちには、装飾ガラスの職人を目指す堀池一子役に片岡礼子、テディベア作家の相澤幸太郎役にはドイツ育ちの注目の新人・中島トニー、ピンホール写真家のヒロイン藤村佐和役には元「wyolica」のヴォーカルAzumiが映画初出演し、さらに主題歌を担当。カフェのマスターには、映画祭のディレクターでミュージシャンのあがた森魚。そしてミステリアスな翡翠館の主人をベテランの夏樹陽子が務めている。
解禁となったポスタービジュアルでは、“書けなくなった”小説家・桧山を演じる黄川田さんを中心に、実力派キャスト陣の姿がとらえられ、夕日が眩しい函館の風景を映し出している。キャッチコピーの「ひとりぼっちの季節…この街でやさしい時間に出会った」との言葉は、まるで1杯の珈琲のように心温まる物語を予感させている。
『函館珈琲』は9月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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