オペラ、ジャズ、R&B…夏にふさわしい音楽映画3作同日公開『生きうつしのプリマ』 ほか
まだまだ、じめじめとした暑さが続く7月。これから本格化する夏に向け、ジャス、オペラ、オーケストラ、R&Bとさまざまなジャンルの音楽に触れられる、一服の清涼剤のような良作が3作、7月16日(土)に同日公開される。
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まず、『ハンナ・アーレント』の女流監督マルガレーテ・フォン・トロッタが贈る『生きうつしのプリマ』。ネットニュースで偶然見つけた亡き母に瓜ふたつのオペラ歌手の存在をきっかけに、愛する母にまつわる謎を紐解いていく、母と娘のミステリー映画でもあり、オペラやジャズに彩られた音楽映画でもある。
母の秘密に迫ることになる、名もなきクラブのジャズシンガー・ゾフィを演じるのは『帰ってきたヒトラー』のカッチャ・リーマン、また世界で活躍するオペラ歌手・カタリーナには『ハンナ・アーレント』のバルバラ・スコヴァ。「カッチャ・リーマンとバルバラ・スコヴァは、“女優”と“歌手”という職を、どちらもプロとして両立させている稀有な存在なので、女優としての輝きだけでなく、歌手としての才能も披露してもらえる作品にしたかった」と監督が語るように、それぞれの歌唱シーンは必見となっている。
また、ベルギーを舞台に繰り広げられるのが、『人生は狂詩曲(ラプソディ)』。ベルギー・フランドル地方の楽団「サン・セシリア」とライバルチームであるワロン地方の「アンナバン」、欧州決勝大会進出を目指す吹奏楽団の姿を描いた音楽エンタテイメント映画。迫力と感動の演奏シーンだけでなく、出演者たちの華麗なる歌声にも注目。
さらに、27歳の若さでこの世を去った稀代の歌姫エイミー・ワインハウスに迫った『AMY エイミー』。本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。名だたるミュージシャンがこぞって絶賛したエイミーの姿を、貴重なプライベート映像と歌詞をもとに描き出し、ひとりの女性として生きた知られざる素顔を浮き彫りにする。
『生きうつしのプリマ』は7月16日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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