【特別映像】ケイト・ブランシェット、報道の真実に迫る独白シーン!『ニュースの真相』
混乱の2016年米大統領選を前に、最もタイムリーにして最大の問題作といえるケイト・ブランシェット&ロバート・レッドフォード共演の『ニュースの真相』。8月5日(金)に迫った公開に先駆け、
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舞台は、ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年。CBSニュースのベテランプロデューサー、メアリー・メイプスは、伝説的ジャーナリスト、ダン・ラザーがアンカーマンを務める看板番組で、ブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送し、全米にセンセーションを巻き起こす。だが、その疑惑の「決定的新証拠」を保守派のブロガーが「偽造」と断じたことから一転、メアリーやダンら番組スタッフをはじめ、CBSは猛烈な批判の矢面に立たされることに。同業他社の批判報道もとどまるところを知らず、ついに上層部は内部調査委員会を設置。メアリーは圧力に屈することなく、真実を伝えるジャーナリストとしての矜持と信念を伝えるため、勇気を奮い起こすが――。
本作は、メアリー・メイプスの自伝を基に、米大統領をめぐる一大スクープとその波紋の一部始終を実名で完全映画化。政権を脅かすスクープ、その後、窮地に立たされる番組スタッフ、事態の収束を図る局の上層部…とても“海の向こうで起こった過去の物語”とは思えない、テレビの裏側に斬り込んだいま旬の問題作となっている。
そんな中、到着したのは、ブッシュ大統領に近い有力者も含まれる内部調査委員会を前に繰り広げられる、ケイト演じるTVプロデューサー、メアリーによる圧巻の独白シーン! 厳しい調査委員会の聞き取り調査が終わるやいなや、弁護人の制止をふり切り、メアリーは調査団に向けて、自分の思いの丈をぶちまけている。
「取材の趣旨が気に入らないと、報道した人間の政治傾向や客観性、人間性までも疑ってかかり、スクラムを組んでわめき、真実を消し去ってしまう。異常なほどに騒いで、全てが終わったときには、本来の内容は何だったかさえも思い出せない」。
まさに本作のクライマックスといえる、ケイトの鬼気迫る演技が見ものの本シーン。いまの日本を取り巻く状況と完全にシンクロするかのようなメアリーの言葉には、メディア関係者のみならず、SNSやネットで自由に意見を発信できる現代人の誰もがドキリとする場面となっている。
『ニュースの真相』は8月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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