オダギリジョー、腰痛め杖をついて登場も「ロケンロール!」
作家・佐藤泰志氏の生涯最後の芥川賞の候補となった小説を映画化した『オーバー・フェンス』の東京プレミア上映会が7月28日(木)、テアトル新宿にて行われ、出演するオダギリジョー…
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作家・佐藤泰志氏の生涯最後の芥川賞の候補となった小説を映画化した『オーバー・フェンス』の東京プレミア上映会が7月28日(木)、テアトル新宿にて行われ、出演するオダギリジョー、蒼井優、松田翔太ら総勢8名が登壇し、華やかな一夜となった。杖をついて登場したオダギリさんは、「これ、腰痛めただけでファッションじゃないので、あまり気にしないでください」と苦笑しながらコメントするも、最後には「ロケンロール!」と言い杖の先端にあしらわれた髑髏をかざし、盛り上げることも忘れなかった。
本作は、孤高の作家・佐藤氏原作の『海炭市叙景』(熊切和嘉監督)、『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)に続く、函館三部作最終章。結婚生活が破たんし、職業訓練校に通う孤独な男が、一人の女と出逢い変化していく姿を描いた物語。
主人公を演じたオダギリさんと魂でぶつかり合うような恋に落ちていく女性を演じた蒼井さんは、本作が20代最後の役になった。蒼井さんは、「すごく難しい役だったので、『つかめたぞ』という瞬間がないまま撮影を終えました。できあがりを観るのがすごい不安でした」と心境を吐露し、「だけど、実際観てみると私の存在どうこうではなく、素晴らしい脚本と監督とキャストやスタッフがいれば、こんなに自分の中で大切に思える作品があるんだなと改めて気づかされて。これを大切に、30代をつき進もうかしら、と思える作品でした」と、心を込めて語った。
一方、劇中で二人を出会わせる立場となった松田さんは、撮影現場でも似たような苦労があったそうで、「僕が二人を出会わせる役なんですけど、とにかく二人が人見知りなので全然しゃべってくれないし、弁当も違うところに行っちゃうし(笑)」と、撮影2日目にして苦労があったと明かした。松田さんは、「ここは俺が行かなきゃと勇気を振り絞ってオダギリさんの横に行き『弁当一緒に食いませんか?』と言いました。僕が突破するとぐっと盛り上がっていたので、役割は果たせたのかな」と頭をかいていた。
上映会には、そのほか北村有起哉、満島真之介、松澤匠、鈴木常吉、山下敦弘監督が登壇した。
『オーバー・フェンス』は9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。
本作は、孤高の作家・佐藤氏原作の『海炭市叙景』(熊切和嘉監督)、『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)に続く、函館三部作最終章。結婚生活が破たんし、職業訓練校に通う孤独な男が、一人の女と出逢い変化していく姿を描いた物語。
主人公を演じたオダギリさんと魂でぶつかり合うような恋に落ちていく女性を演じた蒼井さんは、本作が20代最後の役になった。蒼井さんは、「すごく難しい役だったので、『つかめたぞ』という瞬間がないまま撮影を終えました。できあがりを観るのがすごい不安でした」と心境を吐露し、「だけど、実際観てみると私の存在どうこうではなく、素晴らしい脚本と監督とキャストやスタッフがいれば、こんなに自分の中で大切に思える作品があるんだなと改めて気づかされて。これを大切に、30代をつき進もうかしら、と思える作品でした」と、心を込めて語った。
一方、劇中で二人を出会わせる立場となった松田さんは、撮影現場でも似たような苦労があったそうで、「僕が二人を出会わせる役なんですけど、とにかく二人が人見知りなので全然しゃべってくれないし、弁当も違うところに行っちゃうし(笑)」と、撮影2日目にして苦労があったと明かした。松田さんは、「ここは俺が行かなきゃと勇気を振り絞ってオダギリさんの横に行き『弁当一緒に食いませんか?』と言いました。僕が突破するとぐっと盛り上がっていたので、役割は果たせたのかな」と頭をかいていた。
上映会には、そのほか北村有起哉、満島真之介、松澤匠、鈴木常吉、山下敦弘監督が登壇した。
『オーバー・フェンス』は9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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