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リリー・フランキーのマイペース“年上彼氏”に胸キュンする女性続出!? 『お父さんと伊藤さん』

上野樹里主演、『ふがいない僕は空をみた』『ロマンス』のタナダユキ監督で贈る映画『お父さんと伊藤さん』。このほど、リリー・フランキーが演じる主人公・彩の“年上彼氏”、54歳のマイペースな伊藤さんに、本作をいち早く鑑賞した

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上野樹里&リリー・フランキー/『お父さんと伊藤さん』(C)2015「お父さんと伊藤さん」製作委員会
上野樹里&リリー・フランキー/『お父さんと伊藤さん』(C)2015「お父さんと伊藤さん」製作委員会 全 4 枚
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上野樹里主演、『ふがいない僕は空をみた』『ロマンス』のタナダユキ監督で贈る映画『お父さんと伊藤さん』。このほど、リリー・フランキーが演じる主人公・彩の“年上彼氏”、54歳のマイペースな伊藤さんに、本作をいち早く鑑賞した女性ライター陣が軒並み胸キュンしていることが判明。上野さん、タナダ監督からもコメントが到着した。

ある日突然、彩と伊藤さんが暮らすアパートに「この家に住む! 生活費は自分で払う!」とお父さんがやってきた! とんかつにかけるソースの味を巡り、激論を交わす夕食。うすい壁1枚で仕切られた隣の部屋にいるお父さんの存在に、あたふたする夜。お父さんが持ってきた謎の小さな箱の中身は? 付き合っていてもなかなか明かされない伊藤さんの過去にはいったい何があったのか? ヒミツばかりのお父さんと伊藤さんに囲まれながら、3人が少しずつ家族のようになってきた矢先、ある事件が起きて…。

これまで、さまざまな女性たちの生きざまを描いてきたタナダ監督が、大切なのに煩わしい、キレイごとだけでは済まされない家族の関係にスポットを当てて描く本作。自分のペースで、日々の暮らしを大切に生きる主人公の女性・彩役に上野さん。そんな彩の20歳年上の彼氏で、ウイットに富み、ひょうひょうと生きる伊藤さん役にリリーさん。さらに、頑固ながらも愛くるしい一面を持つ“お父さん”には、北野武監督作『龍三と七人の子分たち』でも絶大な存在感を示した藤竜也と実力派が集結。3人の軽快な会話の掛け合いが、くすりとした笑いを含みながらも、ほろりと涙を誘う物語を展開する。

なかでも、リリーさん演じる伊藤さんは、“給食のおじさん”として働く54歳。出世願望はまるでなく、家庭菜園で野菜を育てるのが趣味のマイペースなオトナ。奇妙な3人の共同生活にも自然と馴染み、むしろ彩のお父さんと少しずつ仲良くなって、思わず彩が嫉妬することも。そんなひょうひょうとした伊藤さんには、女性誌ライターたちから「まさに理想の彼氏像!」「私が今すぐ結婚したい!」「もうあれは、フェアリー!」という絶賛コメントが続出中とか。

また、主演の上野さんも、伊藤さんを演じたリリーさんには、「脚本を読んで(リリーさんの)イメージ通りで、『この映画は面白くなる』と思いました」と全幅の信頼を寄せていたことを明かす。「ただ、54歳で結婚もしていなくて、子どもを産むつもりもなく、20歳年下の彼女と同棲…って最初はその設定がなかなか飲み込めなかったんですが、この小説が多くの方に読まれていると聞いて、いまの世の女性に響く、共感する題材なんだと感じました」と、あえて“結婚”を選ばず、互いに自立した男女がひとつ屋根の下、共に暮らすというスタイルの現代性についてもコメント。

「彩と伊藤さん関係は、どちらかが甘えすぎることなく、持ちつ持たれつの関係なんです。先に仕事に出かける伊藤さんが、彩のために朝食を作ってラップをかけて用意してくれていたり、さりげない優しさがあるんです。伊藤さんの存在が彩の生活を充実させてくれたんだろうなあと思います。彩は何もしなくても、伊藤さんが家庭菜園をやってくれて、その野菜が食卓に並んだり…。年が近い年齢だったら難しいと思うのですが、伊藤さんは、彩とお父さんをうまく繋ぎ止めてくれていて、バランスをとってくれる。1人の方が楽かもしれないですが、この映画の2人は、お互いいい刺激を与えながら、生きていけるカップルだと思います」と上野さん。まさにいい感じに肩の力が抜けた、バランスのとれた2人の掛け合いは、本作の見どころの1つとなっている。

メガホンをとったタナダ監督も、「リリー・フランキーさんは、いままで正しくきちんと傷ついてきた人なんじゃないか、というふうに勝手に想いました。この映画で、伊藤さんが手を差し伸べるところと、差し伸べないところの加減が、リリーさんが演じているからこその絶妙のバランスに落ち着いたんじゃないかと思います。藤竜也さんとリリー・フランキーさんの共演は、枯れ専、というとお2人に非常に失礼ですが(笑)、ダンディな年上好きの女子にもたまらないと思います(笑)」と、女子の萌えのポイントを的確についていることにも自信をのぞかせている。

一見、何も考えていなように見えて実は思いやりにあふれている、リリーさん演じる伊藤さんの脱力感、そして、藤さん演じるお父さんとの“心の交流”にも要注目だ。

『お父さんと伊藤さん』は10月8日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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