【インタビュー】ジェイデン・スミスが「ゲットダウン」で体現するヒップホップの精神

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ジェイデン・スミス
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「とても嬉しかったよ。バズの作品が好きだったからね、撮影に入るのが待ちきれなかったよ」。

1977年のサウスブロンクスを舞台に、ヒップホップ黎明期を生きる若者たちを描いたNetflixオリジナルドラマ「ゲット・ダウン」。本作への参加が決まった当時のことを、ジェイデン・スミスは興奮を隠しきれない様子で語った。思わずバズ・ラーマンでお気に入りの映画は? とたずねると、ジェイデンはなんとも嬉しそうに頭を抱えて答える。「うーん…そうだな…『ロミオ+ジュリエット』かな。いや、『華麗なるギャツビー』も同じくらい大好きだ。『ロミオ+ジュリエット』は本当に純粋な初恋を描いたラブストーリーなんだ。シェイクスピアという古典から、バズは全く新しいものを生み出している。それは『ゲット・ダウン』にも言えることだよね」。

『ロミオ+ジュリエット』『華麗なるギャツビー』など、美しい衣装や斬新なサウンドトラックで彩られた独自の映像世界を描くバズ・ラーマンが製作総指揮を務める本作。ジェイデンが演じる“ディジー”は、グラフィティアーティストとして活動する傍ら、主人公たちと結成する「ゲット・ダウン・ブラザーズ」でラップを披露するという、登場人物の中でもとりわけクールでアーティスティックな雰囲気をまとうキャラクターだ。自身もラッパーとして活動し、ファッションブランド「MSFTSrep」や、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の広告モデルを務める彼にとって、本作はぴったりの役柄とテーマだと言える。「アフリカ系アメリカ人としてアメリカで生まれた僕にとって、ヒップホップっていうのは人生において本当に重要なことなんだよ。この作品で学んだことは、これからの人生でも追求していきたいと思ってる」。

かつて「ザ・フレッシュ・プリンス」の名前でラッパーとして活動していた父ウィル・スミスの影響で、幼少期からヒップホップは身近なものだったという語るジェイデンだが、本作に臨むにあたって、あらためて1977年のヒップホップについて勉強したのだそう。中でも、本作で監修に参加した伝説のDJ、グランドマスター・フラッシュや、ラッパーのNas(ナズ)、グラフィティアーティストのレディ・ピンクからは、大きな刺激を得たようだ。「とにかく勉強して、様々なことを吸収したんだ。フラッシュ、バズ、そしてNasの言うことに耳を傾けて、彼らのビジョンや世界観を自分で理解した上で、自分にできるベストな方法でどう表現できるか考えたよ。その中でも、グラフィティアーティストのレディ・ピンクが言っていたことがとても印象的だった。そのひとが本当のグラフィティアーティストかどうかは、靴と手を見ればわかるんだ。もしそのどちらかがペンキで汚れていたとしたら、そのひとはグラフィティアーティストなのさ。どこでどんな表現をしているか、ペンキの汚れを見るだけでわかるんだよ」。

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《photo:MIchimaro Takeuchi》

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