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【特別映像】アンジー、夫婦共演『白い帽子の女』を語る…脚本執筆中は「母のことを考えていた」

実際の夫婦が2人だけの愛のカタチを綴る、アンジェリーナ・ジョリー・ピット監督作品『白い帽子の女』。このほど、9月24日(土)に迫った日本公開を前に、主演・監督・脚本・製作を務めたアンジェリーナのインタビュー映像第1弾がシネマカフェに到着した。

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『白い帽子の女』 (c)2015 UNIVERSAL STUDIOS
『白い帽子の女』 (c)2015 UNIVERSAL STUDIOS 全 11 枚
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実際の夫婦が2人だけの愛のカタチを綴る、アンジェリーナ・ジョリー・ピット監督作品『白い帽子の女』。このほど、9月24日(土)に迫った日本公開を前に、主演・監督・脚本・製作を務めたアンジェリーナのインタビュー映像第1弾がシネマカフェに到着した。

南フランスの浜辺にあるリゾート・ホテルを訪れた夫婦。夫・ローランドは村の小さなカフェに入り浸り、妻・ヴァネッサはほとんどの時間をホテルの部屋でひとり過ごしていた。ある日、隣の部屋に若い新婚カップル(メルヴィル・プポー&メラニー・ロラン)がやってくる。ヴァネッサは、自分たちとは対照的な輝かしい2人を嫉妬と好奇のまなざしで見つめるが…。

2014年夏、ハネムーンでマルタ島を訪れたアンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット夫妻が、2人の出会いとなった『Mr.&Mrs.スミス』以来、10年ぶりに夫婦役を演じて作り上げた本作。

届いたインタビュー映像では、脚本ができるまでの背景について、監督業について、アンジーが真摯に語っている。本作のストーリーは、ブラッドとの結婚生活を反映したものではもちろんないそうで、「ある日、私は母のことを考えていたの。まず彼女を失った悲しみのこと。そして母が満足した人生を送れなかったことを。がんと闘病して亡くなったことや、彼女の人生そのものにもね。子どもがいたのは救いね。子どもがいなかったら彼女の人生はどうなっていたのかしら。人生に何か意味を見出せていたのか」と話し始める。「登場人物を通じて、自身の考えも探りたかった。そして自分の人生と正面から向き合いたかったの」と、アンジー。

「ブラッドには何年も前に脚本を見せたわ。彼は気に入ってくれていた。まともな映画としてではなく、私の変な趣味としてね。内容についてさまざまな議論をしたわ」と言う。実在の人物を描いた歴史大作『不屈の男 アンブロークン』を撮り終えたばかりだった彼女は、次は「小規模な作品を監督して自分の限界が知りたかった。常軌を逸した内容だから周りにこう言われたわ。『だからこそやるべき』と。でも実際、ブラッドと共演して現場で過ごす時間を考えると、悩む部分があった。“私は単身で映画を監督するのか否か”“共演しないほうがいいのか”とかね」と、葛藤した胸の内をふり返って語る。

また、自身が演じたヴァネッサというキャラクターについては、「私たちは彼女のことを“壊れた人形”だとよく言っていたわ。もともとはすてきな女性だったのよ。いまはとても孤独で深い悲しみにとらわれているのよ。そこから脱出する方法も分かっていないのよ」と言う。

「彼女は昔ダンスを踊っていた芸術家なの。でも加齢で体がついてこなくなりダンスを諦めることになった、それがダンサーの宿命よ。年齢を重ねると母親になったりするけれど、ヴァネッサはそういう役割も担っていない。でも最後に気付くの。自分はローランドの妻であり、彼は同じ苦しみを抱えていると」と説明するアンジー。

若い夫婦に羨望のまなざしを向ける、中年に差しかかった夫婦の悲しみ・苦しみとは…? アンジーが母を想って書いた物語に期待が募るばかりだ。


『白い帽子の女』は9月24日(土)よりシネスイッチ銀座、渋谷シネパレスほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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