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【予告編】巨匠P・アルモドバルが再び放つ母と娘の愛…『ジュリエッタ』

2000年公開の『オール・アバウト・マイ・マザー』、2003年公開の『トーク・トゥ・ハー』、そしてペネロペ・クルスを主演にすえた2007年公開『ボルベール〈帰郷〉』と、“女性賛歌3部作”と呼ばれる作品を

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『ジュリエッタ』 (C)El Deseo
『ジュリエッタ』 (C)El Deseo 全 3 枚
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2000年公開の『オール・アバウト・マイ・マザー』、2003年公開の『トーク・トゥ・ハー』、そしてペネロペ・クルスを主演にすえた2007年公開『ボルベール〈帰郷〉』と、“女性賛歌3部作”と呼ばれる作品を送り出してきたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル。このほど、その監督最新作となる『ジュリエッタ』から待望の予告編がシネマカフェにて解禁となった。

本作は、深い悲しみに引き裂かれた母娘のミステリアスな物語。スペインのマドリードでひとりで暮すジュリエッタ。12年前、ひとり娘のアンティアは理由も語らずに突然姿を消してしまい、以来、娘には一度も会っていない。ある日、知人から「あなたの娘を見かけたわ」と告げられたジュリエッタは衝撃を受ける…。

“女性賛歌3部作”などの代表作にも通じる“運命”と“親子”のテーマを追求しながら、シンプルかつ深みのある語り口で、娘の想いと母の愛を描く本作。『エル・クラン』など製作作品も高い評価を受ける中、『アイム・ソー・エキサイテッド!』以来の監督作となる本作は、2016年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品されたほか、来年2月26日(現地時間)に開催される第89回アカデミー賞外国語映画賞部門のスペイン代表作品にも選出。もし受賞となれば、『オール・アバウト・マイ・マザー』以来2度目、同部門の設立以後スペイン人としては初、そして現在存命の監督の中では唯一の快挙となる。

主人公ジュリエッタ役には、監督は初めて2人の女優を起用。スペインのベテラン女優エマ・スアレスが“現在”のジュリエッタを演じ、TVドラマ「情熱のシーラ」で脚光を浴びた新進女優アドリアーナ・ウガルテが、“過去”の若きジュリエッタ役で好演を見せる。

今回解禁となった予告編映像は、「愛する娘へ いままで言えなかったすべてを話すわ」と、自身の過去の秘密を一人静かに、どこにいるともわからない娘への手紙へ綴る“現在”のジュリエッタから幕を開ける。

娘アンティアが突然姿を消してしまったあの日から、時はさらに遡り、“過去”のジュリエッタとその後、夫となるショアンとの列車での運命的な出会い、最愛の娘と妻のイニシャルのタトゥーを彫った夫に幸せそうにキスをするジュリエッタ、ティーン・エイジャーへと成長し、課外授業へ出発する娘を笑顔で送り出すジュリエッタの母としての姿など、幸せな一家の思い出が描かれていく。やがて映像は、失踪した娘からのものと思われる1通の手紙を受け取り、驚愕のなか涙する“現在”のジュリエッタが映され、その真相については明かされぬまま、締めくくられている。


これまでも世界の女性たちを魅了してきたアルモドバルが、久々に放つ母と娘の感動の物語に注目だ。

『ジュリエッタ』は11月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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