仏女優メラニー・ロランが監督!未来にやさしいライフスタイル提案型ドキュメンタリー公開へ
『イングロリアス・バスターズ』や『オーケストラ!』、さらにアンジェリーナ・ジョリー主演・監督作『白い帽子の女』にも出演するフランスの女優メラニー・ロランが共同監督を務め、セザール賞ベストドキュメンタリー賞
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2012年。21人の科学者たちが権威ある学術雑誌「ネイチャー」に、現在のライフスタイルをこのまま続ければ、人類は滅亡するという論文を発表し、世界に衝撃が走った…。映像作家としても豊かな才能に恵まれ、エコロジストとしても知られる女優のメラニー・ロランはその衝撃の事実を知り、未来の子どもたちのために、活動家・ジャーナリストである友人のシリル・ディオンとともに、未来を幸せに暮らすためのライフスタイルを求めて世界へと旅に出る――。
「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の5つの分野に渡り、パーマカルチャー(パーマネント:永続性+農業:アグリカルチャー)、トランジション・タウン(持続可能な社会をつくる市民運動)、ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ運動)など、世界中の新しい取り組みを行っているパイオニアたちが続々と登場する本作。
人類滅亡を招く“悪”を告発するのではなく、人類が滅亡しないための方法を見つけるというスーパーポジティブな精神に基づいた、男女、年代、国境を超えた興味を喚起する、ワクワクの“提案型ドキュメンタリー”だ。手描きの図解やイラストも楽しく、旅で出会った自然の美しさ、そこに生きる人々のひたむきな表情や無邪気な子どもたちの笑顔が印象的。フランスで公開されるや熱狂的な口コミが広がり、観客動員数110万人を突破する大ヒットに。さらに、フランスで最も権威のあるセザール賞ベストドキュメンタリー賞にも輝いた。
メガホンをとったのは、女優として活動する一方、2008年には短編映画『De moins en moins』(原題)で監督デビューし、第61回カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に出品。続く『呼吸 ー友情と破壊』(’14)が、第67回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門で特別上映されるなど、演出力が評価されているメラニー・ロラン。
この度解禁されたポスタービジュアルには、メラニーが地球にやさしい新たなライフスタイルを求めて世界を旅する中で出会った、「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の5つの分野を切り取った印象的な写真が散りばめられている。人にも地球にも優しいライフスタイルを求める、決して未来を諦めない前向きなメッセージを伝えるビジュアルで、これまでの環境系ドキュメンタリー映画とはまた一線を画す仕上がりとなっている。
『TOMORROW パーマネントライフを探して』は12月、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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