樹木希林と娘婿・本木雅弘、不倫愛について激論交わす「すればいいんじゃない?」
俳優の本木雅弘と女優で義母の樹木希林が10月3日(月)、都内で行われた映画『永い言い訳』のトークイベント付き試写会に出席。芸能界でも今話題の“不倫愛”について激論を交わした。
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観客にはサプライズで登場した樹木さんは「配給会社からお願いされて来ました。身内が来るということはよほど(本木さんに)友だちがいないということ」と笑わせながら、観客からの人生相談に答える形でトークショーがスタート。
“不倫をしてしまいそうで嫌だ”という恋多き女性の悩みには「本木さんは不倫をすると家族とかその後が面倒くさくなるから、それを考えてしないみたい」と娘婿の心境を代弁しつつ、相談者には「すればいいんじゃないですか? グチャグチャと考えないでやってみて、それで後が大変だったとわかれば人間として成熟していくはず」と大胆アドバイス。西川美和監督も「恋をすれば感受性が豊かになるので人生も豊かになるはず」と恋することに前向きな姿勢を見せると、本木さんも「その危険さは若さを保つ要素なのかもしれないですね」と否定はしなかった。
また本木さんは、樹木さんの娘である妻に惹かれたポイントを「とても若いけれど、若いなりに達観している。女性という所が見えたり見えなかったり、そういった得体の知れなさに惹かれた」と告白。これに樹木さんは「うちの家族に入るなんて誰だって反対しますよ。でも本木さんは、この家族の中に入ってそこで自分がかき回されて別のものを引っ張り出してもらいたいという気持ちがあったはず」と心境を鋭く分析した。
さらに“自分には人を見る目がない”という悩みに樹木さんは「見る目がないというけれど、そういう相手に出会うというのは自分の中にも同じ要素があるということ。そういった根本的な性格は一生変わりません」とバッサリ。それに本木さんが「いまの論理からいえば、(樹木の夫)内田裕也さんの中に自分を見ているということですか?」と投げかけると「そっくり! 表向きは向こうが破天荒で私が尽くしているように見えるけれど、破け具合は私の方が凄い」言い切り、本木さんは「ロックというか、もはやゲリラですね…」と怯えていた。
同作は、映画『ゆれる』『ディア・ドクター』で知られる西川監督による、直木賞候補となった自らの小説を映画化。人気作家・津村啓こと衣笠幸夫(本木さん)は、妻・夏子(深津絵里)を突然の事故で失うが、まさにそのとき、幸夫は不倫相手と密会中。夏子の死に一滴の涙も流すことができなかった。そんなある日、事故で亡くなった夏子の親友の父親(竹原ピストル)とその子どもたちに出会い、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る――。
映画『永い言い訳』は、10月14日(金)より公開。
《text:cinemacafe.net》
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